はじめまして。
書き込みありがとうございます。
ワンピースさん、決して情けないなんてことはないですよ。
むしろ、離婚後、女手ひとつで3人の子どもたちをしっかりと育てようと頑張っているじゃありませんか。
しかも、元ご主人との離婚の原因は金銭の問題とのこと。
ワンピースさんに掛かったストレスは大きかったでしょう。
未だに養育費を払わないにも関わらず平気で子どもたちに接している元ご主人にも閉口してしまいます。
そんな頑張っている方に向かって我々は「情けない」なんてこれっぽっちも思いません。
今回は特にご長男についてのお悩みですね。
確かに男の子にとっての父親という存在は決して小さいものではありません。
ましてや、友だち感覚で付き合ってきた父親であれば、いなくなった寂しさは相当でしょう。
中1という多感な時期も相まってストレス過多になり、反抗的な態度をとってしまっているのでしょう。
父親がいなくなった寂しさや怒りを誰にもぶつけられなくて唯一、母親にぶつけているのでしょう。
親が変われば子も変わる!
これは我々が長年言い続けている言葉です。
では、どう変わればいいのでしょう?
まずお子さんとの関わり方を変えてみたらどうでしょう?
もっと具体的に言うと「コミュニケーション」です。
コミュニケーションには「聴く」と「伝える」があります。
今回はそのうちの「聴く」についてお話します。
「聴き方」って意識したことあります?
「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。
ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。
相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」
それぞれポイントは3つ!
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。
2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。
3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。
2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。
3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。
…以上です。
すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。
うまく接することよりも、まずは自分を変えてみることです。
そうすると子どもは「お母さんはなにか自分を変えようと努力している」と感じ取ります。
その想いが心を開くのです。
やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。
もしもよろしければ次回はコミュニケーションの大きな柱のもうひとつである「伝え方」をお教えします。