2018年3 月30日に放送された「中居正広の金スマスペシャル」
ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさんが波乱万丈人生を振り返り、幼少期のつらい過去を告白しました。
幼少期のころ、病弱な子どもだったというYOSHIKIさん。優しい両親と可愛い弟と共に、幸せな毎日を送っていました。
しかし10歳のころ、YOSHIKIさんの人生は急変します。ある日帰宅すると、当時34歳だった父親が自ら命を絶っていたのです。
泣いている親戚の姿を見てすべてを悟ったYOSHIKIさんは、錯乱状態に。
周囲の人に当たり散らした記憶があるといいます。
「生きるって何?」
父の死をきっかけに、YOSHIKIさんはそう考えるようになりました。父のように命を絶つことを考えていた時期もあったといいます。
しかし、そんな中アメリカのロックバンド「KISS」のレコードを偶然手にし、ロックの素晴らしさに目覚めます。
心を突き動かすような激しい音楽を聴くことで、心のモヤモヤが晴れ、自らもドラムの練習に没頭するようになりました。
本当に「なんで人は生きてるのかな」っていうのを毎日のように考えてました。
「なんのために生きてるのかな」とか。
幼少期を振り返り、スタジオでそうコメントするYOSHIKIさん。
共演者に「幸せな思い出も覚えてますか?」と質問されると、こう返しました。
そうですね…やはり父が亡くなるまでっていうのは、楽しいこともたくさんあったので。
でも不思議と、その1%のつらさが、99%を黒く覆ってしまうんですよね。人って不思議ですよね。
「たった1%の悲しみは、99%のほかの記憶を黒く覆ってしまう」…悲しそうな表情で、YOSHIKIさんはそういいました。
神は耐えることのできない人間には試練は与えない。
中居正広さんがいったその言葉に、
「僕もその言葉、大好きです」と答えたYOSHIKIさん。
何度つらいことが起こっても、YOSHIKIさんは「これは耐えることのできる試練だ」と思って前を向いてきたのでしょう。