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お悩みNO.52
伊藤幸弘教育研究所さん
りささんへ
りささん 書き込み…ありがとうございます。 娘さんとのドライブをお仕事の後にされているのですね。 とても良いと思います。 お仕事終わりで2時間のドライブ。 りささんの体力面だけは心配ですがそれを上回る「意味」がそこにはあるのでしょう。 りささんは「聴き役」とのこと。 それもとても良いですね。 人は自分の話を聴いてくれる相手に対して心を開きます。 前回、申し上げた「心のカギ」を開けるヒントは「聴く」ということだと思います。 カウンセラーに対してクライアントが心を開き人には話したくないような内容を話してくれるのには理由があります。 それはカウンセラーは「聴く」ということに長けているから。。。 (昨今はそうでないカウンセラーもいるようですが。。。) ここではあえて「聴く」という文字を使います。 物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく 言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく 「心」の文字が入っている「聴く」です。 …相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。 専門用語では「傾聴」と言います。 りささんはこれが出来ているんですね。 だから娘さんはりささんのことは大好きなのでしょう。 りささんがもっと上手く「聴き上手」になるためにカウンセリングのテクニックをご伝授しますね。 相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。 「受動的聴き方」と「能動的聴き方」 それぞれポイントは3つ! 「受動的聴き方」の3つのポイントは… 1.黙って聴く これは意外と難しいんですよね。 相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。 相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。 2.うなずく 話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。 大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。 それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。 3.思いを引き出す 「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」 「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」 …というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。 「能動的聴き方」の3つのポイントは… 1.話しを繰り返す 相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。 会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。 2.話しをまとめる 相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。 これも効果的ですよ。 3.気持ちを汲む 「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」 こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。 …以上、今回もすべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。 そしていつかはご主人もこの「傾聴」が出来るようになれば父娘の関係も改善されるんじゃないかなと思います。 また予断ですがこの聴き方のテクニックをマスターするとお仕事にも効果的かと思われます。
投稿日:2008-12-22
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