こちらこそ、またここに来て頂きありがとうございます。
「3歩進んで2歩下がる、でも1歩前進!」
…とても良い考え方だと思いますよ。
自己解決能力をつけさせるためには人間関係の摩擦から時にはショックを受けてそこから這い上がることも求められるでしょう。
これは人生では避けて通れないことですよね。
その時に傍らに「大丈夫だよ」と言って支えてくれる存在があるのとないのでは立ち直り方も差が出てくるはずです。
MOCOさんが上記のように言ってあげることがどれだけ救われるか…。
もっと言えば「3歩進んで3歩下がる」でも「3歩進んで4歩下がる」でも良いくらいです。
「進んで」の部分が大切なのでそこに焦点を当ててあげればいいのですから。
>他者を許す、認める と言うことは、どうしたら出来るようになるでしょう?
>集団の中で自分の弱さも認められた時に出来るのではないかと考えていますが、プライドが邪魔をしているようです。
上記の質問はMOCOさんが考えている通りです。
自分の弱さを認めたとき他者の弱さも認め許すことができると私も考えます。
要するに自分を好きになる!
では、どうすれば自分を好きになれるか?
「足らで事たる身こそ安けれ」
?今ないものを求めて気を揉むよりも、今足りているもので満たされることほど安らかなことはない?
…禅の言葉です。
自分を好きになる近道は…
自分の出来ていないことに焦点を当てることなく自分の出来ていることに焦点を当ててあげる!
…そこからのスタートだと思います。
例えば…
「私は少しおっちょこちょいだけど思いやりだけはある方だと思う」
「私はお料理は得意じゃないけど人を楽しませることなら自信があるなぁ」
そんなふうに思ってあげたらどうでしょうか?
そしてその次のステップです。
自分の出来ているところに焦点を当てられるようなると
今度は自分の出来ていない部分が気になり始めます。
これは当然のことです。
…であれば!
自分の出来ていないマイナス面をプラスに転化してあげればいいのです。
「私は消極的な自分の性格がきらい」…ではなく
「私は自己抑制が出来る我慢強い性格なんだ」と思ってあげる。
人から…
「わがままで幼児性が抜け切れていない」と言われてへこんでしまったら
「私は創造性豊かで自由奔放なのびのびしているタイプ」と思えばいいのです。
人は表裏の両面を持ち合わせいます。
自分は気に入らないと思っている部分が相手から見たら実はチャームポイントだったりすることもあるのです。
アメリカの心理学者、カール・ロジャースはこう言います。
「I love you because you are you」
これはカウンセラーがクライアントに接する時の基本姿勢で
?あなたはあなたのままでいいんですよ?という意味です。
人が誰かを好きになるのに理由なんていりませんよね。
その人の存在自体が好きになるに値するから人は誰かを好きになれるのだと思います。
決して「容姿がいいから」でも「学歴が高いから」でも「収入がいいから」でもありません。
この言葉を是非、自分自身に言ってみてあげるようお子さんに伝えてみてください。
「I love me because I am I」
?私は私のままでいいんだ?
そう思えれば必ず自分を好きになっている自分に気づくはずです。
自分を好きになるといいことがあります。
心理学では…
「自分を好きになった分だけ他人を好きになれる」といいます。
自分を好きになればなるほど誰かを好きになることが出来ます。
そしてそれは必ず自分のところに戻って来て更に自分を好きになれます。
なぜならば…
お子さんのことを好きな人たちに囲まれていれば、お子さんは更に自分のことが好きになれるから。
「The Best」から「My Best」
完璧な自分ではなく自分の歩幅で人生を歩んでいけばいいのだと思えたときに本当の意味で心理的なタフさが身につくはずです。