紙に残すのが成功の秘訣
現実の支出額を把握したい
パチンコでは勝った記憶が残りやすいので、勝っているイメージが浮かびやすいです。勝つと「もっと勝とう」と思い、負けると「取り返そう」と思うのは悪しき考え方と言えます。
3カ月前、1カ月前、もしかしたら3日前のパチンコの収支も覚えていない方がほとんどです。記憶にあるのは「777」の文字だけだったり、もしくは大当たりの熱い演出だけかもしれません。
きちんと金銭出納帳をつけるとわかりますが、相当な額をパチンコ店に献上しています。本当に必要な記憶を残すことが、パチンコ依存症を克服する方法の1つでもあります。
パチンコで遊んでいる記憶を少しでも現実的なお金の収支に置き換えることで、記憶の上塗りによる衝動を抑える効果が期待できます。客が負けるようにできているパチンコにわざわざ付き合う必要はありません。
パチンコの有無で変わる将来
金銭出納帳を付けるのも効果的ですが、パチンコをやり続けた場合とやらなくなった場合の将来の自分を紙に書き残すことも有効です。パチンコをやり続けたら、例えば、以下のような将来が待っています。
給料の10%はパチンコに使い続けることになる。
貯金はもちろんない。生活費とパチンコ代で全てが消える。
勝って儲けてもパチンコ代になる。負けてもパチンコ代が増える。
たまに非常に貧乏な生活を強いられる。
借金に手を出す可能性が高い。
お金に余裕がないため、心にゆとりが生まれず、常にストレスを抱える。
他人の幸せを願わず、不幸を喜ぶような、ねじれた性格になる。
友人は減り、パチンコが中心になり、人生経験が減り続ける。
振り返るとパチンコしか記憶に残っていない。
罪悪感と後悔の毎日で、憂鬱になる。
パチンコをやらなくなったら、例えば、以下のような将来が待っています。明らかに「パチンコをやらないほうがマシ」と思える内容です。
パチンコでお金を使っていた反動で、急にお金に余裕ができる。
生活の質が落ちていたので、節約しやすい。
思いもよらないような、自分のやりたいことが見つかる。
空いた時間を有意義に使うために、新しいことに挑戦するようになる。
貯金ができるようになり、人生設計が立てられる。
社交的になり、仲間が増え、貴重な時間を過ごせるようになる。
1日1日の大切さを感じ、冷静さを取り戻しながらも、期待感が生まれる。
パチンコに夢中になっていた自分を不思議に思う。
パチンコに夢中になっている人を見下すこともある。
時間とお金が生まれることで、あらゆる可能性が広がる。
パチンコをしなければ大抵は実現できる
自分自身の将来はどうでしょう。オリジナルのメモを作ると現実味がわいてきます。「お金が貯まったら英会話に通いたい。ジムで運動したい。海外旅行に行きたい」のように、もっと具体的に書くのも良いでしょう。
1カ月に3万円や5万円もパチンコ以外のことに使おうとすれば、日常的なライフスタイルに関する願望はことは大抵できます。
挫けそうになったり、気持ちが揺らいでしまったり、パチンコをやりそうになったときに、自分の将来が書かれたメモを見るようにしましょう。メモを1度だけ見る行為を忘れないでください。
もし、パチンコに手を出してもこのメモを見るようにしてください。次第にパチンコがつまらなく思えてきます。仮にパチンコをして勝っても後悔するようになります。
メモをいつでも見られるように自宅と手帳など、複数枚を用意しておきます。自分の価値ある将来のために積極的にパチンコを嫌いになって、パチンコ依存症から抜け出しましょう。