息子を呼んで、保護観察についての書類を、声に出して読み聞かせました。読み始めると、息子は、自分が読めばいいだけだろうと言いましたが、まあ聞きなさい、と最後まで読み聞かせました。母親の確認にもなるからです。加えて、予備調査票の空欄も埋めました。
今の夜間外出の理由は、昨年暮れから始めたアルバイトが辞められないから、と言うものです。大きな駅周辺の飲食店のキャッチのバイトです。先にお話しした、高校に通っていた頃の唯一残った友達、の誘いで始めました。危なそうな仕事をしそうなときに、彼が止めてくれたのだと言います。一転、今のバイトはと言うと、夜は遅いどころか帰れなかったり、辞めるに当たり、お金を10万円払わなくてはならないので、行きたくないけど辞められないでいるのだと言います。誘った友人は、自分の都合で、息子に時には有りがたかったり、自分勝手で反社会的なことをしたり、振り回されています。私は、息子を家に帰らせたいがために、その子も連れてきなさい、と言い、2日ほど家に泊めました。その子とも、バイトを辞めれば会うことも激減すると息子は言います。父親に言わずお金を払うことはできますが、正しいことでないのは分かります。