はじめまして。
30歳代のご兄弟に関するご質問ですね。
以下、順を追ってお返事致します。
(1)について…
話を聴くということは大切です。
相手の話に共感して傾聴してあげてください。
でも、ある意味これはカウンセラーの役割です。
兄弟の関係でも礼儀をわきまえるべきだと思いますよ。
ご兄弟がふじさんの都合も考えずに時間を気にせずに電話をすることなど一般社会でも大切にしなければならない最低限のルールを兄弟間でもやるべきです。
それができないと社会でも必ず出てしまいます。
その行動が職場で誤解を招き人間関係の信頼構築の邪魔になる場合もあるのでご兄弟にはしっかりと伝えるべきです。
(2)について…
ご兄弟の言い分が正しのであればそれを主張するように勧めるのもいいと思います。
これは「仕返し」ではなく「話し合い」です。
その区別がつかないといくら正しい主張も通りません。
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく
「何が伝わったか」が大切です。
相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。
相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」
コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。
例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」
こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。
ポイントは「行動」「影響」「感情」です。
行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ
その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。
(3)について…
ご兄弟の正しい部分は共感するべきです。
でも、きっとすべてではないでしょね。
もしからしたご兄弟は「自分はすべて正しい」「相手はすべて正しくない」の論調できているのではないでしょうか?
ご兄弟の中にも「正しくない部分」もあれば相手にも「正しい部分」があります。
それを認めることができて始めて成長があります。
自分の足りない部分、できていない部分を認め、相手の優れている部分、素敵な部分を認めることが社会で働くということです。
大切なのは共感したあとに、ご兄弟間でしか言えない助言をすることです。
兄弟だからこそ言い合えるってこともありますよね。
またなにかあればここにきてください。