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お悩みNO.498
ママさん
中二息子削除
初めまして。どうしていいのか、分からず助けが欲しくて こちらを探しました。

高2と中二の息子を3年前から1人で育てています。中二の息子の事で悩んでいます。
離婚する頃から息子は家で大声をだしたり、暴れたりするようになって怒ってもなだめてもダメな日が続きました。そんな時、バスケットに興味を持ち、ミニバスケットに打ち込み、次第に収まっていきました。私も出来るだけ、土日は
付き添って試合に行ったり頑張りました。
そして、中学生になり1年間は頑張っていましたが、中二になった4月にクラブを辞めたいと言い出し、止めましたが別のクラブに入るからと辞めてしまいました。新しいクラブには籍を置いてるだけで行かなくなりました。その頃から、クラスの悪いこと仲良くなり、塾をさぼったり、帰りが遅くなりだしました。それを怒ると、堂々と行かなくなってしまい、先輩と遊んでオールする等言うようになりました。
夏休み前に、お祭りの間髪の毛を染めたいと、言い出し絶対ダメと言っていたのですが家で物に当たったりとイライラが続いて
私は理解することも必要なのか?と悩み考え夏休みの間だけ、帰りの時間は守る、宿題もすると約束をして私が染めました。
約束は守られず、夏休みは毎日
帰りが10時を過ぎました。でも、その頃はまだ今から帰る、どこにいるの?と聞くと答えて、いました。
二学期が始まり、テスト勉強はしないので成績はがた落ちで、タバコを学校に持って行ったり授業をさぼって帰ったりといろいろあり、学校に何度も行きました。
冬になり、お金は持っていたのに、寒かったからという理由で手袋を万引きし、捕まりました。被害届は出さないとお店側に言われ、お詫びに行きました。
学校でも、先生と話をし、2度としない約束をして、それからは無いと思っています。
高2の兄は、学校を無断で休んだ時 それまでは止めていたのですが、こうしな分からんやろと手を出しました。そのあと、暴力は解決にはならないと私は気づき、もう手を出すのは止めるように兄に言ってから、全く弟と会話をしなくなりました。
いなくなればいいとまで、私に言います。
私は役所等、相談できるところには相談しますが、私がどう接するのが良いのか、どうしたら良いのかという答えが欲しいのですが見つかりません。
中二の息子は、三学期になり学校に行かなくなり、昼まで寝て遊びに行き、夜中から朝方帰るか泊まりにいくという生活が2週間位続いています。学校に行かないと言ってるんですと、担任の先生に電話をしてから連絡が数日無かったことに不信感を抱き、連絡をし、家庭訪問に先生が玄関のチャイムを鳴らし先生が来たと伝えた時、何で先生来たん?と聞かれとっさに知らんわと答えてしまい、話をする中で私が呼んだんだと分かり、その日は帰って来ませんでした。
それから家では私と話すこともうっとおしいとしなくなり、守られることの無い10時の門限前に 必ず電話をするのですが、出なくなりました。それから、家でご飯も食べず出掛け、帰宅しても食べなかったりすることや、全てのことを 心配している、電話には出て欲しいという手紙を何度か書き枕元に置きました。
昨日は先輩の家に泊まると切ったあと、私の電話を着信拒否にしてしまいました。LINEも見ません。
書き忘れていました。友達は他の学校の悪い子達の集まりです。
通う中学では今はあまり遊ぶこはいないと思います。本人はそれでいい、学校は行かない。中卒でいいと、言います。
私は疲れました。
でもたまに10時頃帰宅し、ご飯を食べ布団で、眠る息子の頭を撫で 私はこの子が大事だと涙が溢れます。
シングルマザーは子供に寂しい思いをさすというのは本当で悲しい現実だと思います。でも息子と向き合って伝えたいと思います。
私はどうしたら良いのでしょうか。教えてください。
思った事を書き、とりとめの無い文章になり申し訳ありません。
投稿日:2016-02-05
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
はじめまして。
ママさんの書き込みが管理画面では表示されているのですが、掲示板上で見当たらないので、事務局にて新しくスレッドを立てさせて頂きました。
パスワードはママさんが設定したものと同じですので削除等の場合は設定のパスワードで対処ください。
投稿日:2016-02-05
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
さて、中2のお子さんに関するお悩みの件ですが、おひとりで子育てを頑張っていらっしゃるのですね。
まずはそのことに敬意を表します。

思春期の子どもはなかなか親が思うようにはいきませんよね。
でも、親は伝え続けなければいけません。
それは1年後、2年後、3年後・・・5年、10年・・・。
もしかしたら親がいなくなってから効き目が表れるのかも。
でもそれでいいと思います。
「子育ては幸せの時限装置付きタイマー」です。

まずは親子の信頼関係の構築を深めましょう。
そのためには日々のコミュニケーションが欠かせません。
コミュニケーションに関して以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-02-05
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ママさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-02-05
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