夢への考え方に対して共感してくれたみたいだね。
ありがとう。
気持ちを前向きに、他人の反応は気にせず、自分自身と向き合っていこうね。
でも、時には自分とどう向き合えば良いのかも見えてこないこともあると思う。
そんな時はいつでもここで話そうね。
さて、お母さんとの件だよね。
話し掛けるたびに嫌な表情をされたらうんざりするよね。
自分自身の都合の良いように解釈して知り合いの助言も役には立ってないようだけど、それも残念だよね。
くじらさんはお母さんや家族にはもう期待せずに頼らず、家を出た方がいいか…とも考えているようだね。
まず、お母さんに話しかけて嫌な表情をされたとき、どんなふうに思った?
その思ったことをそのまま伝えてみたかな?
相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的だよ。
相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんだ。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」
コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多い。
例えば…僕がリビングで本を読んでたとするね。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」
こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」。
「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」。
ポイントは「行動」「影響」「感情」。
行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ
その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になってしまうから気をつけて。
今回のくじらさんのケースだったら。
「母さんに話し掛けるたびに嫌な顔をされると、
私の想いがちゃんと伝わっているか心配だし、私は嫌われているんじゃないかと思って悲しいの」
…こんな感じかな?
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われているんだ。
コミュニケーションとはキャッチボールのようなもの。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように伝え方、聴き方を気をつけることが大切なんだ。
あと、もうお母さんや家族には期待せず…と言っていたよね。
これは難しいよ。
相手がお母さんや家族に限らず、心理学的にいうと人間の感情には第一感情と第二感情があるんだ。
第一感情=期待
第二感情=怒り、喜び、悲しみ
人間の感情として既にあるもの=第一感情=期待。
元々人間に組み込まれた感情をなくすことは難しいかもね。
最後に…
将来の夢のこともあり早く家を出た方がいいのか考えているとのことだけど
「将来の夢=早く家を出た方が良い」
…という繋がりに関してもう少し詳しく教えてくれないかな?
僕の中でどうしても将来の夢と家を出ることがイコールで繋がらないんだ。
返事はいつでも構わないから。
よろしくね。