15分クオリティな小説でございますw
こんな小説が好きな変な人だと察してくださいw
<<<<彼side
空は赤かった
だからこれから自分も赤くなろうと思う
下を見れば吸い込まれそうなほど深い色が見えた
でも空気を読まない美しい夕日に照らされて
少し後悔というものが頭をよぎる
止めてくれる友人も家族もいない
きっと、もう、
どうでもいいんだ
<<<<彼女side
彼の背中は黒かった
これから赤黒く染まるだろう
前を向けずに下を見て、自分の小ささに笑えてくる
でも彼の身長は高くて見上げると顔は白かった
少し悔恨が込み上げてきたような気がした
止められるのは自分しかいない
絶対に、もう、
どうでもいいなんて思わせない
<<<彼side
今の時刻は、17:49
さぁ、あと11分だ
この時を待っていた
もう何もかも捨てる
心残りはあの子だけ
でもそんなの気にせず諦めよう
一番好きな花を置いて、もう逃げちゃおう
<<<<<彼女side
今の時刻は17:58
もう時間はないかもしれない
この時を待っていた
何もかもを捨てた君へ
心残りなんて言わせないから
諦めるなんて許さないから
あの人が大嫌いな花を抱えて、走ろう
今の時刻は18:00
間に合わなかった、
そこには彼の大好きな花があった
『ハナニラ』
泣かなかった、泣けなかった
だって、
『『悲しい別れ』』なんて。
意味がわからない。
彼は、なぜこの花が好きだったの?
諦めたなら、何もかも捨てたなら、私すら捨てていったなら、
「悲しい」なんて言わないでよ
私は隣に自分の腕の中にあった醜く美しい花を置いた
『ネリネ』
『『また会う日を楽しみに』』
<<<<<<<彼side
きっと彼女はくるだろう
待っていたくなんかないからさ
もう遅いんだ
わかってたよ、わかってた
ごめんねなんて言わないから
でも
<<<No side
『『_______』』
ツツジの花が白く輝いていた
スクロールお疲れ様です!
解説欲しかったら言ってください!
一応ご用意しましたので!!