「アダルトチルドレンの回復方法」
? 第一段階:否認を解く
・ ACの人は、人のせいにできなかったからここまで苦しかった。
・ 通常、人のせいにするということは、自分の責任を果たさないということでよくないことだが、ACはそうではない。
・ 何でも過剰に責任を感じていきづらさを感じてきたのだから「親が悪い」と、親のせいにすることは全然悪くないということを分からせる。
・ 「今まで自分が辛かったのは、親が悪かったのだ」と思えれば、心が軽くなる。
・ 一人で無理なときは、カウンセラーにかかったり、自助グループに参加するのもよい。
・ 親に拘束され、支配され、苦しんできたことを、認めること。これが回復への第一歩。
? 第二段階:否認していた怒り、抑うつ感、罪悪感、絶望感を表現する
・ ACは感情を表に出すことが苦手。しかし感情を出しきることで、心は軽くなる。
・ 方法としては、粘土や箱庭などで感情を表現する「アートセラピー」、ヨガや太極拳、ボディームーブメントなどの「ボディーセラピー」、傷つけた親に出さない手紙を書いたりする「ジャーナリング」などがある。
・ いずれも個人で行うよりも、グループセラピーの方が安全であり、望ましいとされる。
・ そして本当の意味で嘆きや悲しみを最終的に実感するには「グリーフワーク」(悲哀の仕事)が重要になってくる。理想化され、幻想化された親を捨てる。心の中にいた、理想化された親を捨て、現実の親と上手に付き合えるようになることが理想。
? 第三段階:理想化していた親の代わりになって支えてくれる人を探す
・ 第二段階で、理想化された親を捨てたら、今度は親を探す。
・ カウンセラーや自助グループにそれを頼るならば、一生カウンセリングが続いてしまう。
・ ではどうするか?…そう、自分が自分の親になる。自分を愛して、自分を育てればよい。
・ ACの人は、自己評価が低いので、いつも陽性の肯定感をあたえてあげればいい。
・ そのままの自分でいいこと。生きているだけでいいこと。機能不全家族の中を生き抜いたサバイバーであること。自分で自分を勇気づけさせてあげる。
・・・以上です。
あくまでも参考までに。