オーバーワークの解決策(その5)
「大きい仕事」を小さく「分解」することができれば、取り扱いがグッと楽になりますね。
さて、分解することができたら、今度は、1つ1つの小さな仕事を根気よくこなしていくこと。
1つ1つの仕事を、自分自身がやらなくてはならない場合もあるかもしれませんが、もし自分が手一杯なのだとしたなら、誰かにヘルプを求めることも大切です。
人に仕事を渡すことを面倒くさがっていると、いつまでも「全部自分でやる」ということになってしまいますので、オーバーワークが解消されません。
とは言え、自分がやっていた仕事を人に渡す、ということもまた、言うほどカンタンではありませんね。
自分ならば何も考えずにやれるような仕事でも、初めてその仕事をやる人には、きちんと「説明」をした上で仕事の依頼をしなくてはなりません。
その「説明」が面倒くさい、と思っていつまでも人に仕事を回すことができない、という心理もよく理解できますし、実際、そういう人はたくさんいると思います。
ですが、「説明」さえ一度やってしまえば、もうその仕事は自分の手から離れるのです。
自分がオーバーワークで時間が足りないという時ほど、人に仕事を回すための「説明の時間」を惜しんではいけません。
「人に説明し、人に仕事を依頼する」
これを辛抱強くやることができれば、自分のオーバーワークは解消されていくことでしょう。
心の健康を損なわないためにも、こうした「面倒くさい説明」というものを面倒くさがらずにやってみてはいかがでしょうか。
(続く)