不登校や引きこもりの子供・成年たちの為にフリースクールを全国に展開しております。
Navigation

投稿削除

お悩みNO.874
伊藤幸弘教育研究所さん
ハチさんへ
はじめまして。 メッセージありがとう! 3人兄弟の長男として、弟さんや妹さん。 そしてご両親の代わりとして頑張っているんだね。 文面からハチさんの優しさや責任感の強さが伝わって来ました。 今回は弟さんに関する相談ですね。 何か諭そうとしても聴く耳を持たず「うるせぇ」「関係ねえ」「うざい」ではガッカリしちゃうよね。 きっとカチンと来ることも多々あると思う。 今はそこをグッと堪えて「傾聴」に努めてみよう。 こちらの話を聴いてもらうのではなく相手の話を徹底的に聴く! 「話し方教室」とか「話し方の本」ってあるけど 「聴き方」に関する本って意外と少ないよね。 でもこの「聴き方」が重要。 ここではあえて「聴く」という文字を使います。 物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく 言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく 「心」の文字が入っている「聴く」。 …相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。 専門用語ではこれを「傾聴」と言います。 相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。 「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」 それぞれポイントは3つ! 「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは… 1.黙って聴く これは意外と難しいんですよね。 相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。 相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。 2.うなずく 話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。 大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。 それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。 3.思いを引き出す 「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」 「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」 …というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。 「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは… 1.話しを繰り返す 相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。 会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。 2.話しをまとめる 相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。 これも効果的ですよ。 悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。 それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。 最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。 その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。 3.気持ちを汲む 「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」 こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。 …以上、今回もすべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。 弟さんの「将来」を心配するあまり、弟さんの「今」を見失ってはいけない。 弟さんが「今」本当は何をして欲しいのか? もしかしたら自分の怒りや不満や不安を聴いてくれる人を望んでいるのかも知れない。 心理カウンセラーの仕事って実はこれが殆どなんだ。 クライアントの話を「聴く」 話を聴いてもらっているという充実感が相手との信頼関係を構築する。 だから弟さんの「今」に意識を集中して「傾聴」してあげてください。 その上で次の段階へ進む話をしていこう。 また様子を聴かせて。 これからも応援しているよ。
投稿日:2010-08-27
以上の内容を削除します。
削除用パスワード
掲示板トップに戻る