メッセージありがとう。
返信が遅くなったなんて思わないでね。
ましてや「すいません」なんて謝らなくても良いんだよ。
ハチさんは今、弟さんのこと、お父さんのこと、家庭のこと…ひとりで何役もこなして忙しいんだから時間のある時に、あるいは思い出してくれた時にここに来てくれればいいんだ。
本当ならハチさんの年齢からすると自分のことだけを考えて多少羽目を外して遊びたい年頃なのにね…。
我々はどれだけ期間が空こうがずっとハチさんの味方だよ。
さて、請求書の件はなかなか見つからないみたいだね。
お母さんの協力は得られそうもないかな?
時間を掛けて問題解決に取り組んでいくしかないかなぁ?。
何か進展があればスグに知らせて。
その段階で一緒に活路を見出していこう。
弟さんの生活リズムの乱れは気になるところだね。
カウンセリングには2つあるんだ。
分かりやすく言うと「母性カウンセリング」と「父性カウンセリング」
「母性?」はカウンセリングの基本でもあるんだ。
相手を受容して決して否定しない。
これでクライアントの6割は解決すると言われている。
でも裏を返すと4割は解決できてないってことだよね。
この4割に対しては「父性?」で解決していくんだ。
「母性?」で解決出来るのはある程度精神的に大人のクライアント。
ものごとの善悪が理解できるけど自分自身の中にネガティブな感情がありそれを否定されることで更に自己否定してしまう。
だからカウンセラーはすべてを受け止めて母親のような優しい心で接していく。
それにより少しずつクライアントは自分を認めていけるんだ。
それに対してまだまだ精神年齢が子どもで言われたことを自分の都合のいいように受け止め勝手をしてしまうタイプには「父性?」が効果的なんだ。
要するに自由と勝手を理解できず履き違えているクライアントには父親のような厳しい態度で接していくことが必要。
厳しい態度…と言っても決して暴言暴力で接するのではないよ。
「怒る」のではなく「叱る」だ。
もしかしたら今の弟さんには「父性カウンセリング」の方が効果的かもしれない。
周囲も1から10まで認めて許すのではなく「ダメなことはダメ」「悪いことは悪い!」と強い態度で接することが求められるのかも知れない。
ハチさんと弟さんの中でふたりだけの家庭のルールを決めるのもよいかもしれない。
その際に弟さんは自分には甘いルールを持ち出すだろう。
ハチさんはその段階で「これは絶対に譲れない」という項目を挙げて決して妥協しない態度が必要だよ。
そしてその約束はあくまでも厳守!
守れているか守れていないか1週間に1回くらい振り返る機会を設けてみるのも必要。
ただし譲れる部分は妥協してあげることも忘れないで。
ちょっと長くなってしまったね。
参考にしてください。