引きこもりの子どもが部屋から出てくるきっかけは千差万別です。
事例を挙げればきりがありません。
ただ、ひとつ言えるのは、そうやってなんでもかんでも結論や結果を早々に求める親の気持ちが子どもにも伝わり、焦りから不安を生じさせて、親に対する不信感や嫌悪感を醸成するということです。
声掛けは継続して下さい。
でも、それに対して何かを求めないことです。
「これだけ、声を掛けている・食事も運んで気にかけているのだからそろそろ会話があってもいいのでは」と思っているうちはお子さんは心を開きませんよ。
反応があろうがなかろうが、愚直に今の取り組みを継続することです。
それがいつの日か「親が私のために変わろうとしてくれている」という思いにさせて、心の扉を開くのです。
心の扉が開けば、部屋のドアも開くことでしょう。