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お悩みNO.14058
若者教育支援センターさん
ジュリさんへ
「自信を持つ方法」 自信をどうすれば持つことができるかという悩みを持つ人は多いです。 未来を想像して立ち向かう勇気がないとき、恐ろしくて仕方ないときは誰にでもあります。 目の前の不安に立ち向かっていくための力が湧かない時、自分の中に確たるものが欲しくなるものです。 こうしたとき、どうすれば強く揺るぎない自信を持つことができるでしょうか。 以下に「自信を持つ方法」を何点かご紹介します。 参考にしてください。 ■自信過剰――自信とは思い込みのこと まず、自信とは思い込みのことだということを知ることです。 例えばあるバスケ選手がシュートを打つ時、理屈では入る可能性も外れる可能性も両方あります。 しかし、自信家はそこで外れる可能性を無視して「入る」と思い込むことができるのです。 彼には理屈など関係ないのです。 では、どうすればこのような理屈を無視した心境に至ることができるのでしょうか。 実力と自信の関係は単純な相関関係にはありません。 失敗の可能性を知って不安を抱くのは、純粋なイメージの働きです。 優れた体格と技術を持っていても、自信のないスポーツ選手はいるものです。 自信の仕組みを知るには、何が人の思い込みを強化するかについて考えましょう。 階段を昇る時、底が抜けてしまうことを心配する人はいません。 でも、よく考えれば、底が抜ける確率は0ではない。 しかし私たちは過去の「底が抜けなかった」という何万回もの体験を経て、階段の底が抜けるはずがないと思い込むことに成功しているのです。 つまり、自信は「成果」を重ねることで強化されるのです。 【ポイント1】自信は成果の積み重ねによる思い込みのことだと知る ■自信がない原因――自分の成果は自分で決める 自信は成果を重ねることで強化されます。 しかす、多くの人は、「何を成果とするか」を間違ってしまって自信を育てる機会を逃しているのです。 自信が育まれない最大の原因に挙げられるのは、物事を評価する基準を他人の意見に委ねてしまっていることです。 例えばある選手がシュートを決めた時、誰かが横から「そんなシュートは実戦じゃ通用しない」と言います。 多くの人はここで謙虚に「実戦じゃ通用しないんだ。もっと頑張らなくちゃ」というモノの見方をします。 謙虚であることが上達への秘訣だという風に思うわけです。 しかしこれでは「自分はシュートが入るんだ」と思い込むことはできません。 他人の評価というものは当てにならないのです。 本当に何がどのくらい良い事で、何がどのくらい悪いことか、正確な判定ができるような人はいません。 一つの行動は良い部分と悪い部分の集合体。 それに対して0点とも100点とも70点とも評価することはできないし、決定された点数はほとんど間違っているものです。 そんな他人の評価を真摯に受け止めてはいけないのです。 人の言葉に自分の成果を決めさせてはいけません。 多くの人は謙虚さを求めたり、厳しすぎる評価であなたの自信を砕こうとします。 他人の言うとおりに真面目に努力することは自信に結びつかないのです。 他人の評価など無視していい。しっかり努力を続けられるなら、自信過剰になっていい・・・というわけです。 また、他人と自分を比べてもいけません。 チームメイトがみな20点近くをとった試合で、10点をとったバスケ選手が「今日の自分はたいした成果はない」と判断したのならこれはおかしいのです。 10点を取ったプレイの中には必ず「うまくできた何か」があるはず。 その要素を少しずつ積み重ねることが、自分が「できる」と思い込むために肝心で、それを捨ててしまってはいけないのです。 どんな小さな成果でも見逃さずに拾い集める、それを日々続けることが自信の形成には不可欠です。 上を見ればキリがない。どんな場面でも、自分よりよい成果を出す人は近くにいる。 だから他人との比較で自分の成果を計らず、自分の中に成果を見出しましょう。 完璧な成果などなくていい。ミスや不完全さばかりにとらわれず、他人から見てそれがどんなに小さな成果であろうと、昨日の自分より少し上手くできたこと、新しい発見や挑戦があったこと、確実にできた課題などに、よく目を凝らせることが大切なのです。 つまり、他人がどう評価しようが自分で自分の成果を確認すること。 他人との比較ではなく、自分だけで判断できる基準で成果を積み重ねることが自信をつけるには重要ではないでしょうか。 だから「10点くらい取れて当たり前だ」といって成果を見えなくするような人とも付き合ってはいけません。 どんなに自信がある人でも、周囲から寄ってたかって「お前はダメだ」「大したことない」と言われ続ければ自信は揺らいでくるもの。 人の言葉は潜在意識に刷り込まれるくらい、馬鹿に出来ないものなのです。 あなたが気づかないような成果に気づかせてくれる仲間や、成果をよく褒めてくれて自信を強化してくれるような人の近くにいるのは大切なこと。 人に認められたいという欲求に突き動かされるのではなく、あなたに感謝の意を示してくれたり、あなたを認めてくれている人と付き合うようにしましょう。 周囲にそんな人がいない…という人は、せめて自分自身が自分自身に感謝し、認めてあげましょう。 【ポイント2】他人からの評価や他人との比較ではなく、自分自身で成果を見出す 【ポイント3】否定的な評価に耳を貸さず、肯定的なことを言ってくれる人と付き合う ■小さな成果を見出すために必要なこと 他人からの評価を気にしたり、他人との比較をしたり、あなたに否定的な他人と付き合ったりしなければ、少しずつあなたの自信は育まれ始めます。 ですが、それでも自信を持てないのなら、あなたは「自分で自分の成果を確認する」ことが苦手なのかもしれません。 その時は多くの人がハマりがちな「認知の歪み」を疑ってみましょう。 認知の歪みとは「完全主義」や「過大評価」、「拡大解釈」や「マイナス思考」「べき思考」や「レッテル張り」など、現実を極端な見方で把握してしまう思考のクセのことです。 色々な物事について「いつも」「みんな」「絶対」といったような偏った考え方をしてしまう。 例えばバスケットなら大事な場面でフリースローを打つときに、入る可能性を無視して「きっと入らないだろう」という誤った認知を抱くケースがあります。 認知の歪みによって私たちは「シュートが入ったがたまたまに違いない」「チームが負けたのはすべて私のせいだ」「私は絶対に○○すべきだったのに出来なかった」というような負の認知に引き込まれ、自分の小さな成果に気づくことができなくなるのです。 ですが、「シュートを練習しただけあってよく決められた」「チームが負けたのは私にも少し責任があるが努力はできた」「○○できればいいとわかったのは今後のプラス材料だ」とも考えられます。 実際に一流のアスリートは、認知の歪みに対抗するためにこういったポジティブなセルフトーク(ひとり言)を心理的なスキルとして身につけているのです。 あなたがもし、ここ1週間で自分の中に何の成果も見いだせていないとしたら、おそらくこの認知の歪みにハマっているのでしょう。 失敗は挑戦したとも言えるし、サボりでさえ休息だとか自分を大切にしたと言えるのだから、自分で自分を追い詰めるようなモノの解釈をやめて、自分を励ましてあげましょう。 誰かがフリーでの3Pシュートを決めた時、「まぁフリーなら入るだろう」という現実を採用することも出来るし、「すごい、あんな遠くて高いリングにボールを通すなんて!」という現実を採用することも出来ます。 現実をどのように解釈・認知するかは、まったく個々人の自由だというのはこういうことなのです。 そして私たちはその気になれば、現実をよい方に解釈することが出来るのです しかし成長を強く望む人の多くは、「まぁフリーなら当たり前だな」というストイックで厳しい現実を採用してしまいます。 自分が跳びたいのはもっと高いハードルなのだから、これしきで満足してはいけないという心理がそうさせるのです。 ですが、これは本当によい態度なのでしょうか? ■成果は日々、確認・記録しよう あなたは活動し努力していく過程で、認知の歪みに気を付けて自分の成果に着目し、自分を励ましながら自信をつけていくことができます。 ここで気を付けてほしいのは「日々の成果を記録する」プロセスが抜け落ちてしまうと、実力はあっても思い込む力の足りない、自信のない人になってしまうこと。 人の忘却力を侮ってはいけません。人は自分が成し遂げてきたものをすぐに忘れてしまう生き物なのです。 ですから、日々の成果はきちんと記録しましょう。 物事を少し前進させたり、何かを達成したらそれはとても大切な成果なのです。 しかし、人間はそういった細かな成果をすぐに忘れてしまう。だから日記を書くことが自信を持つためには大切なのです。 反省点だけではなく、どんな小さいことでもいいから成し遂げたこと、成果をノートに書きましょう。 それは毎日の「できる」という思いを強化するし、あとから振り返った時に自信に大きく貢献してくれるはずです。 こうして日々をぼんやりと過ごさず、「これができたのは良かった。次はこうしよう」という意識を持って成果を積み重ねていけば、あなたは徐々に「自分が何ができるか」ということを理解し始めます。 正確に言えば、「自分はこんなことができる人間」なんだという自己イメージを高めて、自信=思い込みができるようになるのです。 また、自分が「できないこと」もある程度わかるようになり、完璧をイメージして自分に失望したり、試合前に完璧にできるだろうかと不安になってしまうようなこともなくなります。 【ポイント4】成果はどんなに小さなことでも日々記録し、自分はこれはできるという自己イメージを作る ■自信がない――失望の予見に立ち向かう 地道な成果をいくら積み重ねても、自信という思い込みが解除されてしまう状況が存在します。 塀の上をまっすぐ歩くことは難しくはない。確かに多少は危ないが、何度か練習して自信がつけば、慎重に渡っていくことはできます。 しかしその塀が10メートルの高さにあるものだとしたら、とたんに難しさは増す。失敗した時に失うものの大きさに、足がすくんで一歩も踏み出せなくなる。塀を渡る能力も経験もある人でも、失うものの大きさによって自信を持つことはできなくなるのです。 このように、普段は自信を持って行えている事柄でも、失敗した時に大きなダメージを負ってしまうような状況に出くわすと、人は自分の能力を疑ってしまうものです。 「もしダメだったら」と考えて思い込みが解けてしまうのは、危険を察知し身を守るための人間の本能なので、逃れることは誰にもできません。 大舞台での残り1秒で1点差で負けているときのフリースローでは、コツコツと積み上げてきた自信は大きく揺らいでしまう。 こういった怖く不安な状況に出くわすことができたのなら、運が悪いと思って逃げてはいけません。 むしろ自信が揺らいでしまう状況に陥ったことを幸運に思おう。何故なら、こういった「自信が揺らぐ」ような状況は、真に強い自信を手に入れるために欠かしてはいけないステップだからです。 【ポイント5】不安なことに立ち向かい、克服してそれを成果とする ■自信喪失からの回復が本当の自信を作る それは「失敗が真の自信を作る」というもの。 「歩いている時に雨に打たれそうだ」という不安を克服するためには、家で閉じこもっているのではなく傘を持って外に出る必要があります。 雨が降りそうなたびに傘を持って外に出れば、確かに「歩いている時に雨に打たれそうだ」という不安を克服することができるようになるでしょう。だがこれは真の自信ではありません。 何故ならこの場合では逆に「傘がなければ外に出ることができない」人になってしまうし「外に出ても傘の柄を常に握りしめていないとすぐに不安が押し寄せてくる」人になってしまうからです。 本当に必要なのは「雨に打たれたことがない」という経験ではなく、駆け足で走ったり屋根のある場所に入ったり、タクシーに乗ったりといった「雨に打たれても何とか回復してしまう」経験です。 失敗した時のことを何も考えないように努力するのは、本当の自信ではありません。 「自分は不安ではない!」とハイになって虚勢を張っているだけに過ぎないのです。 「雨が降っても大丈夫!」だと傘をきつく握りしめている人が、自信に満ち溢れた人に見えるでしょうか。 失敗をしても受身をとってまた立ち上がればいいと知ることこそが、柔らかく芯のある自信を作り上げてくれるのです。 だから一時の挫折は、本当に強い自信を作り上げるために欠かせないプロセスなのです。 挫折に出会うことができるのは、不安でも外に出ることのできる人だけ。 だからこそ、不安な事柄に日常的に挑んでいくことが大切になるのです。 逃げてばかりではいつまでも自信はつかないし、大舞台で活躍することはできない。あなたが上達して結果を残していきたいのなら、尻込みするような大舞台を目の前にしたら、幸運と思ってアクセルを踏む以外に選択肢はないと知りましょう。 そして成長志向に目覚めましょう。 挑戦した結果の失敗は、実は失敗ではない。それは自分自身が成長するプロセスを正しく進んでいることの証であり、よりよい挑戦のための経験を積んだということなのだ。 この解釈を間違わなければ、私たちは失敗を上手く受け入れて、恐怖心を無くすことができるのです。 【ポイント6】不安でも、挫折は真の自信へのプロセスだと知る ■実際に大舞台を越えていくコツ これまでのポイントに気をつけて日々を過ごせば、あなたは不安に立ち向かいやすくなっているはずです。 たとえば他人基準で成果を計らなければ、失敗して評価を落としたりする恐怖から解放されるのです。 認知の歪みに気を付け、日々成果を確認して自分ができる範囲を理解しておけば、完璧にできなかったらどうしようと案じて不安を増幅させることもありません。 そして、具体的な行動をイメージで、「出来る気がする」という自信をもって「真の自信をつかむために不安に飛び込む」ことで、ワクワクドキドキしながら大事な場面に飛び込んでいきましょう。 ■自信を取り戻す方法――失敗を許そう もしあなたが不安になるような大一番で成果を残せたのなら、それは本当に素晴らしいこと。 忘れずに成果を記録しておきましょう。 これでますますあなたは不安に立ち向かいやすくなり、成果を挙げやすくなります。 望んだような結果が出なかった今までは、残念で打ちひしがれていることでしょう。 しかしこれは真の自信を得るために必要なこと。 どうにかして自分を回復させよう。まずは全てを失敗とみなさず、他人の目や評価を気にせず、わずかでも自分が実現できた成果に注目してみましょう。 それが次回に、「不安の中でもこれだけはできた」という自信になってくれるはずです。 一番やってはいけないことは、それが自分であれ他人であれ悪者を見つける作業。 私たちはときに、「物事が上手くいかないのは自分か誰かがミスをしたり間違いを犯したからだ」という考え方をしてしまいます。 これは間違っています。悪者が成功を妨害する状況より、誰も悪くないのに結果が出ない状況のほうが現実には多いのです。 だから自分を責めることは避けよう。 一度自分を強く責めてしまうとトラウマになって、次はもっと不安に挑むことが難しくなります。 自分を許すことができれば、失敗からより素早く立ち直れます。 そして誰かを責めるのもやめること。 自分は最善を尽くしたのに結果が出なかったとしたら、ついつい誰かを責めたくなります。 ですが、自分だけが悪いわけではないのと同様に、誰かが悪いわけでもないのです。 【ポイント7】失敗は許して責めず、再び不安に立ち向かう ■自分を好きになろう こうした不安に立ち向かって成功や失敗を繰り返していくと、恐怖や不安は自分の外側からではなく、内側からやってくるということに気づけます。 自信がない人は不安の原因が「大事な試合」や「未知の状況」や「いかにも雨が降りそうな空」にあると思っています。 どうして自分がこんな状況に遭遇しなければならないんだと思うことさえあります。 だが誰かや何かが悪いわけではないのです。すべては自分次第、自己責任なのです。 この自己責任という考え方は重要です。 自分の失敗を許す姿勢の上に、全てのことを自分で引き受けていこうという心持こそが、もっとも深い自信を持つ人の態度だからです。 これまで見てきたように自信とは「自分は何かができる」と確信することではなく、「自分が傷つくような不安に対しても、努力して向かっていける勇気があると感じる」ことなのです。 だから自信を作るとは「他人からの評価を脱して、困難なことにも立ち向かう自分のことを好きになるプロセス」だということができる。「不安に立ち向かっていった自分」という成果を確認していくことで、あなたは臆病だった自分のことを見直す。つまり自分のことを好きになって、「自分ってこんなに勇気がある人間なんだな」と自己イメージを高めることができるのです。 挑戦を繰り返し、自己イメージが高まった状態を長く保ってみよう。 あなたはやがて「自分は勇気がある」と思い込むことができるようになります。 「自分は階段を昇る勇気がある」と確認しながら階段を昇る人はいないように、そのときにはもう大舞台を前にしても「自分に勇気はあるだろうか」という問いかけすらも思い浮かばないほど、自信に溢れた人になっているはず。 【ポイント8】失敗と成功を何度も繰り返して、自分を許し、好きになり、真の自信を手に入れる 【ポイント9】自分は自信に溢れた人間なんだと思い込むことで自信が完成する 不安への挑戦を何度も繰り返そうではありませんか! 最後に【ポイント】をまとめます。 1.自信は成果の積み重ねによる思い込みのことだと知る 2.他人からの評価や他人との比較ではなく、自分自身で成果を見出す 3.否定的な評価に耳を貸さず、肯定的なことを言ってくれる人と付き合う 4.成果はどんなに小さなことでも日々記録し、自分はこれはできるという自己イメージを作る 5.不安なことに立ち向かい、克服してそれを成果とする 6.不安でも、挫折は真の自信へのプロセスだと知る 7.失敗は許して責めず、再び不安に立ち向かう 8.失敗と成功を何度も繰り返して、自分を許し、好きになり、真の自信を手に入れる 9.自分は自信に溢れた人間なんだと思い込むことで自信が完成する 自信をつくるというのは、自分の「できる」という思い込みの範囲を拡張していくこと。 他人基準ではなく自分基準で成果を探し、それを蓄積して不安に立ち向かっていくことで、あなたは必ず強い自信を持つことができるようになるのです。 自信とは性格の問題ではなく、日々の習慣の問題。 心がけ次第であなたは変われます。 このアドバイスでどうか自分を心の底から信じて、素晴らしい体験を勝ち取ることができますように。
投稿日:2017-05-16
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