なぜ自分はこの場所にいるのか?
自分が傷つけた人、迷惑掛けた人に心から反省し謝罪の気持ちが芽生えたとき今回、施設に入った意味が分かるでしょう。
誰のせいでもなく、自分のせい。
こんなふうに思えたら息子さんは人として一回り成長するでしょう。
深く内省し、ゆっくり考える一年間です。
これは親である、さおさんも同様。
悲しく寂しいお気持ちは痛いほど分かります。
でもここで悲しんでばかりいたら、入所を決断した意味がありません。
親子で考える良い機会と捉えましょう。
物理的な距離はありますが、親子で同じ事を思い、感じ、これからのト未来と描くことで絆は深まります。
「過去と他人は変えられない。
返られるのは未来と自分。」
さおさんや息子さんの人生はこの先何10年と続きます。
何10年後にこの一年を振り返って、今が過去になったとき、変えられないはずの過去さえもが変わります。
過去の事実は変わりませんが、過去の形は変えられるかも知れません。