私の書いた本は今までで5冊。
その他、公式DVDを出しています。
これらはこのHPでも紹介しています。
以下のアドレスを参照してください。
http://www.ito-futokou.com/ikk/
すべての書籍・DVDが参考になると思います。
この中で「これは」と思うものがあれば是非読んだり観たりしてください。
タイトルからの直感でも構わないと思いますよ。
書籍との出会いは読む人の直感の方が正しい場合がありますから。
さて、子どもの「死ね」発言。
これは、あす母さんのお子さんに限らず昨今の子ども全体に言える話ですよね。
もちろん、本心ではないことは分かります。
本気で「死ね」と思ってはいないのでしょう。
でも、本心ではない「死ね」発言で、辛く悲しい思いをして耐え切れず実際に命を絶つ子ども達がいるのも事実です。
前回の「Iメッセージ」とは反対のことを言ってしまいますが「死ね」発言に関しては厳しく叱ることが求められると感じています。
もう何10年も前に「校内暴力」が社会問題となった時期がありました。
行政は各学校にスクールカウンセラーを派遣して子ども達のケアをしました。
そこに派遣されたカウンセラーは「Iメッセージ」を基本として相手を受容し、なんでも受け入れました。
「Iメッセージ」の基本とは「I love you because you are you?あなたはあなたのままでいいんですよ?」を提唱したアメリカの心理学者 カール・ロジャース博士の考え方です。
でも、学校のガラスを割り、先生を殴り、友だちをに迷惑を掛ける子どもに「あなたはあなたのままで・・・」と言っても何も効果はありません。
むしろ、更に荒れてしまったのです。
「Iメッセージ」に代表されるロジャースのカウンセリングは「母性カウンセリング」と言われ母のように優しく包み込む方法です。
この方法で60%は解決するといわれています。
でも裏を返せば40%は解決しません。
この40%とはまだ心が大人になり切れず事の善し悪しも判断できない子どもです。
このような子どもには「父性カウンセリング」が効果的と言われています。
父のように厳しく、良い悪いをしっかりと教える。
今回のお子さんの「死ね」発言はそれに当ると思います。
お叱りを覚悟で書かせてもらいますが1?2発、頬に張り手をくらわせても構わないくらい大きな問題だと個人的には感じています。
その代わり、大切な我が子を殴ってまでも教えたかったことは「これ」というはっきりした意思を伝えること。
この先、お子さんの「死ね」発言で万が一、命を落とす相手が出てくることがあったら・・・?
それをトコトン話し合ってください。
昨今のいじめによる自殺の現象は親子でこのような話を真剣になされていない結果だと思います。
是非とも参考にしてください。