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お悩みNO.15322
若者教育支援センターさん
そらさんへ
「子どもの自殺を考える」 国の調査によれば、18歳以下の日別自殺者数は、 1年のうちで9月1日が最も多いといいます。 「学校が始まってしまう」という子どもが、 自らを殺めてしまっているという悲しいデータであり現実です。 学生たちにとっては、長かった夏休みが終わり いよいよ2学期の始まりだ。「やっと学校が始まる!」とウキウキしている子もいれば、 逆に「学校が始まってしまう……」と絶望的な気持ちになっている子も中にはいることでしょう。 今回は「子どもの自殺」について述べたいと思います。 先述の通り、18歳以下の日別自殺者数は、1年のうちで9月1日が最も多いといいます。 いじめなどの被害で苦しんでいた子どもが、夏休み中だけは一時的に被害を受けずに済んでいたのが、 また、2学期が始まり、苦痛の日々が始まってしまうという絶望の中での悲しいデータなのでしょう。 9月1日が近づくと、マスコミなどもこのニュースを取り上げ、一時的に世間も関心を示します。 あれから約1ヵ月が経過していますが、私たちの関心は1ヵ月前と比べてどうでしょう。 この問題は9月1日前後だけではありません。 1年を通じて考えていかなければならない問題です。 そのためには、私たち大人は常に「子どもの心のSOS」をキャッチする必要があります。 子どものSOSを早めに読み取ることが出来れば悲劇を未然に防ぐことができるかもしれません。 「いじめを受けている」「自殺したい」 親や周囲の大人には言えない心の叫びは、子どもの変化から読み取ることができます。 子どもたちはいじめられていても、なかなかそのことを口にしません。 ですから、周囲も気づけないことが多いのです。 しかし、いじめが発覚して、「そういえば」と後になってから 子どもが発信していたSOSのサインに気づくことは少なくありません。 以下に、いじめのSOSのサインをいくつか挙げます。 こうしたサインに気づいたら、早めに子どもにいじめられていないかを確認してみる必要があります。 1.身体、服装の変化 ・しばしばケガをする。しかもケガの理由を言わない。あるいは理由が不自然。 ・腹痛、頭痛、吐き気、食欲不振、不眠、微熱など原因不明の身体症状が続く。 ・服が破れていたり、汚れていたり、濡れている。 2.持ち物の変化 ・持ち物がなくなる。壊される。汚される、落書きをされる。 ・制服や教科書などがトイレやごみ箱、校庭に捨てられる。 ・学校の机が不自然に離される。 ・家のお金、大切にしていたゲームソフトがなくなり、貸したと言う。 3.言動の変化 ・親しかった友だちとの付き合いがなくなり、学校や友だちの話をしなくなる。 ・一人で登下校するようになる。 ・学校行事に行きたくなくなる。部活を辞めたがる。 ・転校したいと言う。 ・電話で呼び出される(特に夜)。電話に出たがらない、怖がる。 ・スマホや携帯のメールが来ても見たがらない。 ・小遣いの前借りが頻繁になる。 ・無口になる。ため息をつく。 4.感情の変化 ・元気がない。ぼーっとしている。暗い。怒りっぽい。泣く。無感情になる。 ・物や動物、兄弟に当たる。 ・成績が落ちる。 5.特に気をつけたいサイン ・「死にたい」「楽になりたい」と言う。 ・夜眠れない。体が震える。 ・大切にしていた物を惜しげもなく人に与える。 ・部屋を片付け、身辺整理をする。 以上のサインに気づいたら、必ず声を掛けて、心から寄り添ってあげましょう。 また、いじめの相談を実際に受けた際のNGワードも以下に紹介します。 ・そんなことで負けちゃダメだよ。 ・もっと強くなりなさい・ ・やり返せ、言い返せ ・いじめられる方にも落ち度がある。 ・そんなことで学校を休むな いじめの対応として、時には「学校を休む」という選択肢もあることを 親や周囲の大人はしっかりと伝えるべきだと思います。 命を削ってまで、行かなければならない場所などないのです。 では、実際に子どもから自殺をほのめかすような相談をされたり、 「死」について聞かれたらどうすればいいのでしょう。 以下を参考にしてください。 Q.「どうして、死んではいけないの」 A.「あなた(必ず名前で呼ぶ)が死んだとき、 もっともつらい思いをするのは、あなたをいじめた人ではなく、 あなたの親(私たちお父さん・お母さん)です。 死ぬ以外にも、必ず解決方法はあるから一緒に考えよう。 学校に行きたくなければ行かなくても良いよ。 フリースペースや、フリースクールなど 学校以外にも安心して友だちができる場所は必ずあるから。 最後に! いくら子どもが相談をしたくても、 親との信頼関係が構築されていなければ、相談さえしてくれないでしょう。 日頃の親子のコミュニケーションが子どもの自殺を食い止める布石となります。 そのために、子どもと接する以下の項目を心掛けてください。 若い命が、これ以上、犠牲になることを防ぐために。 本気になって取り組めば、いじめやいじめによる自殺を ゼロにすることはできないにしても、半減させることはできるはずです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『子どもと接する10カ条+1』 1.子どもを大人の力で変えようという思いは捨てて、方の力を抜く 2.「どうして○○しないのか」という子どもへの不満を捨てる 3.今、現にある子どもの良さ、子どもの頑張りを認める 4.子どもへの指示・命令・干渉をやめる 5.子どもから話をしてきたときは、忙しくても手を止めてしっかり聴く 6.子どもとの約束を守る 7.子どもに対して、大人が悪いことをしてしまったら素直に謝る 8.威嚇や暴言、体罰で子どもを動かそうとしない 9.本当に心配なことは、きちんと向き合って、しっかり注意する 10.子どもが嬉しい行動をしたら感謝の気持ちを伝える +1.大前提は…「生まれてくれてありがとう」の気持ち ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2017-12-05
以上の内容を削除します。
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