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お悩みNO.15625
若者教育支援センターさん
はのなゆさんへ
朝起きれない子どもへの対策 ■はじめに 平日の朝は決まって、『○○!起きなさい!学校遅刻するよ!』とか、 『早く起きなさい!集団登校のお友達待っているよ!』などを繰り返すのは 親も子どものストレスだと思います。 しかし、声掛けするほど朝起きれなくなる。 これは【人は命令されればされるほど、行動したくなくなる】という心理状態です。 人は誰しも「やろうと思っていること」や「やりたいと思っていること」を命令されると、 強制的に「やらされること」となってしまい、やる気が大きく損なわれるのです。 「やること」=「命令に従わされていること」となってしまうのです。 すると「起きなさい」=命令なので、起きることがとても憂鬱になって、なおさら朝起きれなくなってしまうのです。 ■基本的な就寝時間の設定 朝起きのための具体的な方法の前段階として大切なのが、寝る前の事前準備です。 朝起きれないのは、ほとんどの場合、眠りでストレスが解消しきれていないからです。 ですからこの事前準備はとても大切になります。 まずは基本的な寝る時間の設定からです。 22時~23時近辺に眠りに就けば、その後の3時間でより深く熟睡できて、 成長ホルモンの分泌が促進され、疲れを取りやすい時間帯です。 この時間帯の就寝が大切です。 子どもの年齢にもよりますが、遅くとも22時~23時までは、布団に入らせるように心掛けましょう。 ■寝る前にはテレビやゲームは禁止 睡眠とは、私たちの身体、脳、心のストレスを解消するための時間です。 ですから、当然のことながら、ストレスが大きければ大きいほど、 長い睡眠が必要となり、疲れが取り切れず、朝起きできなくなります。 朝起きれないのは、このストレスを解消しきれていないからです。 そこでポイントとなるのが、事前にストレスを減らすことです。 その減らすべきストレスとは、ゲームやテレビなど映像機器によるストレスです。 このテレビやゲームなどの興奮や緊張した状態は、寝ている間に処理すべきストレスを増やします。 寝る前の1、2時間は、ゲームやテレビに触れない生活を心がけるだけでも、 解消すべきストレスが減って、朝起きしやすくなるでしょう。 どうしてもゲームやテレビから離れないなら、漫画や読書に変えさせましょう。 テレビやゲームなとは直接光を照射し、激しく映像が移り変わりますが、読書や漫画は光を発しません。 それだけでも脳や心への刺激は、かなり少なくなるものです。 ■寝る前の親子での時間の過ごし方 ご両親も日頃の仕事や家事でお忙しいでしょうし、夜はユックリと休みたい気持ちもあると思います。 ですからこれはあくまで、心の余裕があると感じられる時だけで十分です。 夕食後の寝る前に、子どもと話しをする時間を作ってあげてください。 例えばテレビを消して、リビングで学校での出来事を聞いてみる。 お風呂に一緒に入って、色々と話をしみる。 親子でのコミュニケーションは、子どものストレスを解消し、安心感を与えてくれる特効薬です。 もちろんそれは、学校への憂鬱感を癒し、朝起きしやすくしてくれる結果に繋がります。 ですから、ぜひ可能な限りでOKですから、子どもとゆっくりを過ごす時間を取りましょう。 ■朝日を浴びて身体を目覚めさせる 次に、可能であれば夜寝るときに子ども部屋の遮光カーテンを開けて、朝日が部屋に入るようにしておきます。 私たちの身体は朝日を浴びることで、自然と目を覚ますように出来ています。 朝日を浴びること自体に、潜在意識レベルの目覚めの効果があるのです。 でもだからと言って、暗い部屋で寝ていたところを、いきなりカーテンを開けられれば、まぶしくて逆にストレスになります。 布団を引きはがして、朝からひと悶着すれば、先ほど言った命令しているのと同じで朝起きには逆効果です。 ですから最初から自然と朝日が入るようにカーテンを開けて寝るか、子どもが寝付いてから部屋の遮光カーテンを開けておきます。 ■子ども部屋の目覚ましの設定 そして目覚ましの設定と、子どもとの朝起きる時間の確認などを行っておきます。 <目覚まし設定> 目覚ましは子供がおきたい時間に設定。 一度止めても完全に解除しないと5分後に再度目覚ましが鳴る設定。 事前に最悪いつまでに起きないと遅刻確定か親子で確認する。 最低限、この時間までに起きなくてはならない起床時間から、 45分ほど余裕をもって最初の目覚ましの時間にしておくとなお良いでしょう。 ウツラウツラと、布団の中で朝を過ごせる時間を最初から確保しておくのです。 ■子どもが自分で朝起きれるようになる対策 ここからは、朝起きれない子どもの対策として、子どもを起こす際の対処法を説明します。 子どもが自発的に朝起きれるようになるための対策なので、声掛けは最低限になります。 朝起こす時の声掛けには注意が必要です。 決して命令形にならないように注意しましょう。 あくまでお母さんは子どもが自発的に朝起きれるようになるための、お手伝い程度の役割です。 <朝の声がけのルール> 「起きなさい」は使用禁止。 「大きな声」も使用禁止。 声がけは、最初の目覚ましが鳴った後に、身体を揺すって意識を覚醒させて 「今、何時何分だよ」。(一度覚醒しますが、たぶんすぐまた寝ます。) 目覚まし2回め移行は声がけ無し。 (目覚ましを止めながら、時折時間を確認するでしょう、目覚ましが鳴り続けても消さないなら、1回目と同じ声がけ。) 遅刻ギリギリ時間をすぎても起きてこなければ、身体を揺すって意識を覚醒させて 「やばいよ!今、何時何分だよ」(たぶん、ガバ!っと焦って起きます。) ■子どもが朝起きれなかったときの対処法 『なんで起こしてくれなかったの!』と、そんな時には冷静に『何度も声掛けたよ』と言っておきましょう。 ポイントは、子ども自身で時間を確認させて、考えさせることです。 そしてこれにより1度や2度遅刻したとしても、根気強く続けてみることです。 ■朝起きのルールの心理療法的な役割 この何度もウツラウツラしながら、起きては寝るを繰り返す方法は、寝起きが良くなるための起床方法です。 夢うつつの状態は半覚醒状態です。 いわゆるトランス状態なので、その時間を何度も過ごすことで、睡眠でも残ってしまったストレスが解放されやすくなります。 よく夢は朝方見ると言いますが、その夢をみたり体験することが、心が癒やされている状態なのです。 そして回数を繰り返す毎に、しだいに寝起きが良くなってきて、徐々に起きるのが楽になってきます。 ここでポイント! 「起きなきゃ」と思いながら、中途半端にウツラウツラしたりすると、癒やし効果はありません。 目覚ましが次に鳴るまで、温もりを楽しむと思って、おもいっきりぬくぬく感じながら寝ていると、癒し効果有りです。 以上、ご参考にして頂けると嬉しいです。
投稿日:2018-02-14
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