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お悩みNO.173
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆうさんへ
ゆうさん はじめまして。 書き込みありがとうございます。 中学3年の娘さんに関するご相談ですね。 ゆうさんはとても適切な対応、接し方をされていると思いますよ。 ただ怒ったりするよりも 今はただただ相手の心に寄り添って 「大好きだよ」 「味方だよ」 「私はあなたが笑顔でいられるように、力になるから」 …とメッセージを伝えているのですよね。 そう! …それでいいと思います。 まずは娘さんが孤独を感じないように! それが今、ゆうさんが出来ることでしょう。 今は出来ることを粛々とやるしかないですよね。 心の扉は外側からは開けられないといいます。 ゆうさんのようなご対応を続けることで 娘さんは心の扉を内側から開けてくれる! …そう信じましょう。 さて! そんな状況下で再度、警察からの呼び出しがあったとのこと。 これをどう娘さんに伝えるべきかでお悩みなのですよね。 まずこれは隠しておけるものでもありませんので 正確に正直に伝えるべきでしょう。 その際に… 4月末で警察での取り調べは終わりと言っていたけど 警察から再度呼び出しがあったと伝え その理由はなにも話してない状態で調書を作れないということを伝えるといいと思います。 その上でゆうさんのお気持ちも付け加えて話されたらいかがでしょう? こちらのメッセージを伝えるときのポイントは 「Iメッセージ」です。 他の方の板でのお伝えしていることですが 相手に思いを伝えたいときには「Iメッセージ」が効果的です。 相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。 「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」 コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。 例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。 そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。 僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。 これは主語が「あなた=YOU」ですよね。 「“お前が”うるさい!」 「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」 「“お前が”隣の部屋で見なさい!」 こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。 「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」 …これが「Iメッセージ」です。 ポイントは「行動」「影響」「感情」です。 行動→お前が大きな音でテレビを観ることで 影響→お父さんは集中して本が読めなくて 感情→困ってるんだよ その後に 「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。 「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。 コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。 いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。 だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方に気をつけてみるのもひとつの手段です。 ゆうさんのケースであれば… 「あなたも辛い思いをしているんだよね。  母子家庭だから厳しくしつけなきゃと思って接して来たけど  もしかしたらあなたには辛いことも言っちゃったかも知れないね。  ごめんね。  辛いときは“辛い”  助けて欲しいときは“助けて”  …と言ってくれていいんだからね。」 (ここからIメッセージ) 「あなたが苦しいときも黙っていることで(行動)  ひとりで抱え込んじゃってるのかと思って(影響)  お母さんはそう思うと申し訳なくて切ないの(感情)」 …というパターンでしょうか。 また困ったことがあればいつでも書き込んでください。 研究所として応援しますから。
投稿日:2009-05-29
以上の内容を削除します。
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