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お悩みNO.1909
伊藤幸弘教育研究所さん
宮ちゃん
生活のリズムを取り戻すのは大切です。 でも強引にすると逆効果。 きっとスクーリングでは規則正しい生活ができていたはず。 できないことはないのでしょう。 改善方法としては、あさ、決まった時間に太陽をあびるのは効果的です。 正常の人の場合、朝起きて出勤や通学しますね? この時体内は、体内時計のズレをリセットしているんです。 どういうことかというと、地球の自転や生活周期は24時間であるのに対し、 人体時計は25時間周期なんです。 なので、一日1時間のいわば時差ぼけが出来ます。 それを24時間周期にリセットさせるのが朝の太陽の光なんです。 もう一つ、朝の太陽を浴びることで、眠りに大切なホルモンである メラトニンの放出時間をセットしています。つまり、 朝日を浴びてから14,5時間後に脳内に大量のメラトニンが放出され、眠くなります。 実はこの時、脳内の松果体と言うところで、セロトニンもメラトニンに変換されます。 うつ患者はセロトニンの量が十分でないために、夜になってもメラトニンの濃度が上がりません。 これが不眠の一つの原因です。睡眠薬で無理に寝ようとしてもボーっとするだけです。 では改善策です。 人体のつくりを応用しましょう。 寒い外から暖かい部屋に入って、やがて襲ってくるとんでもない眠気、 冬山で寝てしまって凍死。 酒飲んでて寝てしまう。 共通点は何だと思いますか? 体温が下がることです。 暖かい部屋に入ると身体が温まりますが、人間の恒常性で体温を下げようとし、 実際に下がります。 冬山でも体温が下がり続けると眠くなります。 酒も飲みつぶれて寝ているのではなく、 アルコールには体温を下げる作用があるので、それで寝てしまうのです。 人間は寝付く時に、1℃体温ががくんと下がります。 これを利用して、寝る前にぬるま湯にゆっくり浸かってリラックスしてください。 熱いのは交感神経を刺激してしまうのでダメですよ。 血液は一巡/分ですから、10分程度が良いでしょう。 温まった身体の体温が下がるにつれて眠くなります。 どんなに遅く寝ても、起きる時間は午前中と決めて、 同じ時間に起き、太陽の光を浴びるようにしてください。 北欧などでは冬に太陽は出ないので一日中真っ暗です。 それで、決まった時間にかなり強烈な人工光を浴びているそうですよ? このようにして、脳と身体でリズムを作っていきましょう。 焦らないで、ゆっくりでいいですから。 あっ、カフェインは出来るだけ避けてください。 身体が健康になると、こころも付いてくるようになりますよ? あとは単純なことをして、寝られないことで頭を高速回転させないことです。 暗くした部屋で、光がゆっくり天井のあちこちに動く機械が売っています。 それを目で追いかけているうちに眠くなります。 あまり派手でないミニプラネタリウムも売っています。 そのある光をゆっくり追いかけているうちに、眠くなります? ちなみにメラトニン製剤は免疫力を上げ、坑酸化作用があるらしいとのことです。 夜寝付けないのは苦しいけど、朝起きる時間を決めて、 徐々にでいいので、生活リズムを作っていったらどうでしょうか?
投稿日:2013-03-19
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