今の子どもは本心ではなくでも「潰す」「殺す」という過激な言葉を使います。
残念ではありますがこれも現実です。
親はそれを真に受けて正論をかざします。
でも正論は時にとがったナイフのごとく相手を苦しめます。
苦しめるどころか反撃を受けるようなことにもつながります。
ただし、親であれば「ダメなものはダメ」というのもお役目です。
子育ては難しいですね。
一番してはいけないのは、「殺せるもんなら殺してみなさい」「潰せるもんなら潰してみなさい」などという言葉を浴びせること。
その時は、逆上して何をしでかすか分かりません。
親としては相手を思いやる言葉をかけ続けること。
「私はあなたが生まれたときにとても嬉しかった。この子のためなら命をかけられるとさえ思った。それは今でもそう。だからあなたが死んでしまったり、誰かに傷つけられるようなことがあったら気が狂うくらい辛い。きっと相手の親御さんだって同じ思いをしているはず。あなたが相手を殺したり、潰したりするということは、そんな親御さんに悲しい思いをさせることになるんだよ。誰かを愛し、愛されるということは、そのくらいの思いで人と向き合うってこと。」
親からのメッセージはすぐには効き目はありません。
でも、何年かして必ず分かってくれるときが来ます。
その時のためにメッセージを送り続けましょう。