学校長とはご主人と一緒に今週会われるのですね。
確かに言いたいこと、不満をぶつけたいところですがここはひとつ堪えましょう。
むしろ相手を味方にするつもりで。
まず訪問時は正装です。
スーツにネクタイ着用です。
決して相手を攻撃することなく相手の言い分を聴く。
決して途中で話をさえぎらない。
聴きたいことは相手の話が終わった後に。
例えば「今伺ったお話でこちらから聴きたいことが○点あります。
まず○点目は・・・」というように。
なので当然、メモは取りましょう。
また、事前にこちらからの要望・質問を一枚の紙にまとめておくといいでしょう。
そして、できればICレコーダーで録音してください。
後で「言った、言わない」というトラブルにならないように。
学校長で埒が開かなければ教育員会です。
でもそれは最後のカードに取っておくといいでしょう。
ただし、教育委員会をちらつかせると相手も頑なになります。
あくまでも冷静に。
その様子はまた追ってお知らせください。
さて、お子さんに対しての傾聴は最初は難しいかもしれません。
でも、それでもトライしてみてくださいね。
継続することに意味があります。
他の方へのコメントでも書いていますが傾聴に関するアドバイスです。
まずは「聴き方」です。
「聴き方」って意識したことあります?
「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。
ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。
相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」
それぞれポイントは3つ!
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。
2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。
3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。
2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。
3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。