笑顔を維持することは容易いことではありませんよね。
特にご長男とご次男の間に立って両者に分け隔てなく接していこうとすればするほど表情が強張ってしまうのかもしれません。
カウンセリングには「行動療法」というものがあります。
まずは行動を起こして心理的な面にアプローチする方法です。
簡単に言えば、楽しいから笑うのではなく、笑っているから楽しくなる…という考え方です。
まずは行動してみるのです。
そのうちにその笑いは本心からの笑いになります。
普段活発な女性が着物を着るとおしとやかになりますよね。
これも行動療法の一種かもしれません。
着物を着るという行為(行動)が立ち居振る舞いをおしとやかにさせるのです。
さて、荒療治の件!
まずはご長男と話し合いルールを決めることをされてみてはいかがでしょう。
パソコンの件は取り上げる前にパソコンを使用する家庭のルールを決めるのです。
親が勝手に決めたルールではなく、そのルールは自分も作る際に関わったという事実が大事です。
例えば「パソコンは○○時以降は使わない」というように時間を決めます。
そして、納得したらルールを破ったときのルールを決めます。これはメタルールといいます。
その際に罰のようなルールはNGです。
例えば約束を破ったら食事抜きとか、お小遣いなしとか。
パソコンの使用に関係ないルールは反発を招きます。
ルールを破ったらパソコン1週間使用禁止ならOKです。
食事に関してはその場にいなくても声がけだけはしましょう。
声を掛けても来なければそれ以上は声を掛けない…ならOKです。
帰ってこない場合は連絡はした方がいいです。
連絡をしないとなると「許してもらえた」と勝手な解釈をし兼ねません。
それよりも帰って来た際に話し合うことを継続することが大切です。
基本的に荒療治は一時的な効果はあるにせよ、根本的な解決にはなりません。
荒療治が許されるのは、一生のうちに数回でしょう。
例えば他人の命(あるいは自分の命)を危険にさらすような行為をしたとき、またはそれを誘発するような暴言・暴力をしたとき。
いじめなどはそれに当たるでしょう。
いじめをしたことを親が知り、それが明らかに我が子に非がある場合は烈火のごとく叱り飛ばし、ときには鉄拳制裁も辞さないといこともあります。
話しが飛躍してしまいましたが、荒療治に関してはそんな考えでいてはいかがでしょうか。