はじめまして。
書き込みありがとうございます。
ご次男の件でのご相談ですね。
子育てにおいて家庭環境は確かに重要です。
今までどのように育てたかも現状を判断する上では参考になります。
ただし母子家庭だから、親の家庭環境が悪かったから=子どもの問題行動というように直結するのは強引かもしれませんね。
例えば母子家庭が問題であれば世界中の母子家庭のお子さんが問題行動を起こすことになる。
でも私が知っている母子家庭のお子さんも決して問題を起こすような子どもばかりではないです。
両親に恵まれて何不自由なく育ったお子さんだって問題を起こすこともある。
でも現状のお悩みや苦しみは大変なものがあるとお察しします。
環境のせいにしてしまったら元も子もないのでこれからどうすればいいかを一緒に考えましょう。
まず子どもの暴言や暴力の原因を探る。
細かいことですが頭に血が上っている時に立ち話をしては効果がありません。
お互いに座って向き合い何故、怒りが込み上げているかを聴き出す。
その際にもしも親に非があればそれは素直に受け入れて謝る。
「そんなになるまで気づかずにごめんね」
このひと言だけでも相手の怒りは収まります。
そしてこちら側の言い分も冷静になって聞き入れてもらうことも重要です。
子どもの言うことばかりを受け入れていては図に乗りますから。
相手にメッセージを送るときはIメッセージが効果的だと言われています。
相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」
コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。
例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」
こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。
ポイントは「行動」「影響」「感情」です。
行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ
その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。
これは心理カウンセラーがカウンセリングをする際にも使われますが
相手との信頼関係が構築されます。
まずは試してみてください。
それでまた問題が出たらまた一緒に考えましょう。
もしもよければ直接、事務局にお電話いただいても構いませんよ。