「過去と他人は変えられない。
変えられるのは未来と自分」
原因は過去にあります。
もちろん、原因がわかるに越したことはありません。
でも、何なのかわからない過去に捉われるよりも、未来思考で今を大切にすることの方が建設的です。
未来を自分の力で切り拓いていく。
未来を切り拓ける自分に変わっていく。
自分を変える。
そのための支援を親が全力でやっていく。
では、親はどうやって支援するか。
子どもにとって親の言葉は重みがあります。
誰でも子ども時代に親から言われたことを何十年経っても覚えているように。
自分を変えられるための親の言葉。
そのヒントをここでご紹介していきたいと思います。
以下、長くなりますが参考にしてください。
自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。
この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。
例えば…
今、この掲示板を読んでるtomさんに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。
ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)
「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。
それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。
…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。
自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。
このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。
冒頭で紹介した「過去は変えられない」と言う言葉。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
そんなふうに捉えられる人が「メンタル的にタフ」な人なのでしょう。
小学生の頃から親がそれらを伝えてあげることで子どもの心は大きく成長します。