確かに居場所を求めて…ということも否定できません。
しかし、一方で悪い仲間の家が本来の居場所だとも思いませんし、それは本人が一番よくわかっているはずです。
今はおっしゃる通り感情的に思いをぶつける「怒る」ではなく、相手の成長を願っての「叱る」を徹底してください。
ただし、「悪い仲間=悪いこと」という方程式もダメです。
今はいくら親が「悪い仲間」と言っても本人にとっては「悪い」ではなく単なる「仲間」なのです。
頭ごなしに仲間を否定すると意固地になってその仲間とつるみます。
ただただ「あなたの事が心配」というIメッセージを伝えましょう。
※Iメッセージに関しては以下にまとめましたので参考にしてください。
相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。
相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」
コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。
例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」
こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。
ポイントは「行動」「影響」「感情」です。
行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ
その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。
コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方や伝え方に気をつけてみるのもひとつの手段です。