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お悩みNO.506
伊藤幸弘教育研究所さん
かずぼうさんへ
結論は急がないように! …確かにそうです。 かずぼうさんがおっしゃる通り僕もそう思います。 でも…口では簡単に言えますが当事者として分かってはいるけど焦りは抑えられないのではないでしょうか? その焦りに対しても大目に見てあげることも大切ですよ。 「焦っちゃうものは仕方ない!」…と。 焦ってしまった時はそのくらいの気持ちでいた方がむしろ効果的です。 …とは言え! 我々も心の専門家です。 いかに焦りを鎮めるかの方法をいくつかご紹介しますね。 日本が誇る心理療法に「森田療法」と言うものがあります。 森田正馬教授が考案した心理療法です。 森田療法は、心理的な療法というだけにとどまらず、“人間的な悩みをいかに受けとめ、どう克服していくか”が基本コンセプトです。 内部から発する「あるがまま」の感情を受け入れることを説いています。 不安、恐怖、孤独、怒りを人間が克服すべき感情として切り捨てることなくあたりまえの感情と認め受け入れる。 …という意味です。 そう! 焦りは克服するものではなく当たり前の感情として受け入れ付き合っていくものです。 その上で少しでも焦りを抑える考え方を実践してみる。 それは「息子さんを横軸でみるのではなく縦軸で見る」ことです。 横軸とは「他人などと比べること」 縦軸とは「本人を軸に考えること」 例えば息子さんのお友だちと息子さんを比べるから「何で私の子どもだけ学校に行かないんだろう?」と焦ってしまう。 でも「この子は昨日は行けなかったけど今日は行けた」と考えれば焦りもなくなるはずです。 将来、自衛隊になりたいって大きな夢があるのですよね。 将来、なれるかなれないかを考えるよりも今、夢に向かって頑張っている息子さんを誇りに思いましょうよ。 今はそれでいいです。 付属校に居ながらないしてそのまま高校に進学できなかったこと、両親の離婚…確かに息子さんには色々と抱えるものが大きかったのかも知れません。 でも…受け止め方を変えてあげることで人生は変わります。 私の知人で付属校に居ながらその上の学校に行けなかった者がいます。 彼は当時はかなり荒れたそうですが今はその過去に誇りを持っています。 あの頃があったからこそ今の自分がいる…と。 また別の知人は両親の離婚を機に親に対して優しくなった者もいました。 人生は受け止め方次第です。 その受け止め方をこれからまた一緒に考えていきましょう。 我々はお一人で子育てを一生懸命頑張っているかずぼうさんの味方です。
投稿日:2010-06-15
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