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お悩みNO.5420
伊藤幸弘教育研究所さん
高2娘の母さんへ
心配ですよね。 ガツンと怒るのは逆効果です。 また、一方的に反対をするとこれもまた気持ちが燃え上がり逆効果です。 これは心理学では「ロミオとジュリエット効果」といいます。 ただし、指をくわえて黙って見ている問題ではありません。 未成年の女の子が、居場所は分かっているとしても彼氏の家に宿泊するのはよくありません。 母親として心配している気持ちを「Iメッセージ」で伝えましょう。 「Iメッセージ」に関しては以下にまとめましたので参考にしてください。 相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。 「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。 相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。 相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。 コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。 例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。 そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。 僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。 これは主語が「あなた=YOU」ですよね。 「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」 こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。 「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。 ポイントは「行動」「影響」「感情」です。 行動→お前が大きな音でテレビを観ることで 影響→お父さんは集中して本が読めなくて 感情→困っているんだよ その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。 「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。 ■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え 自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。 しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。 その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。 「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。 大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。
投稿日:2015-01-07
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