喫煙に関しては問題行動を起こすお子さんをお持ちの親御さんの共通の悩みです。
「やめなさい!」「法律で禁じられている!」というように頭ごなしに怒っても逆効果です。
子どもは「よくないこと、違法なこと」は百も承知しているのです。
しかし、だからといって看過するわけにもいきません。
親としての想いを言葉にして伝える必要があります。
そのときこそ、以前ご紹介した「Iメッセージ」が効果的です。
「あなたが煙草を吸うことで(行動)」
「まだ成長段階にある、あなたの身体に害を与えることになり(影響)」
「お母さんは悲しいの(感情)」
・・・です。
よく、「怒る」はダメで「叱る」は良い・・・といいます。
ただ単に感情をぶつけるだけの「怒る」ではなく、相手の成長を願っての叱咤激励の意味での「叱る」の方がいいのです。
決して間違っていませんし、我々も以前はそのようにお伝えしていました。
でも、大切なことがひとつ抜けていました。
それは「誰が」ということです。
人は信頼している人から「怒られよう」が「叱られよう」が問題ないのです。
お子さんとの信頼関係の構築ができていれば、親から怒られたり、叱られたりした場合、聴く耳を持つでしょう。
信頼関係の構築は短期間ではできません。
上記にご紹介した様々なコミュニケーション方法を日々、継続して実践してください。
「明けない夜はありません、止まない雨はありません」
それを信じて!
応援しています。