喫煙の話をした後は自分の部屋でも吸うようになったとのこと。
話し合いのときの娘さんの反応はいかがでしたか。
また、具体的にどのような話をされたのでしょう。
Iメッセージで伝えても効果がなかったのであれば、次は別の方法を取らなければいけません。
見て見ぬ振りをしてしまったら喫煙を認めたことと捉えられてしまう可能性もあります。
子どもの喫煙に対して「NO!」を言えるのは身近な大人の役目です。
その最たる大人は「親」ですよね。
現在、中3女子の喫煙率は22.7%という報告があります。
5人にひとりは喫煙を経験していることになります。
20年前の調査と比較すると倍に増えているとのことです。
子どもがタバコを吸う心理を考えてみましょう。
我々もそうでしたが、最初はファッション感覚…要するに「カッコつけて」「ちょっと大人になった感覚で背伸びしたい」というところでしょうか。
昔はタバコをふかす姿はカッコよかったのかもしれません。
テレビでも映画でも俳優さん・女優さんがカッコよくタバコをふかしていました。
しかし、昨今はタバコに対する社会のイメージも変わって来ています。
昔は「タバコ=カッコいい」でしたが、今は「タバコ=カッコ悪い」という風潮です。
もしも、カッコつけてタバコを吸っているのであれば、それは自分が思っている以上に、他人から見たら「カッコ悪いこと」だということを知らしめてあげると効果的です。
悲しいかな、現代の子どもは過剰に「周囲の目」を気にします。
これは憂うべきことですが、これを逆手にとって子どもをタバコの害から守るという方法です。
実際にこんな子どもがいました。
「最初はカッコつけるためにタバコを吸ったけど、それがカッコ悪いことってわかった。カッコつけたい気持ちは変わらない。今は吸わないことがカッコいいならタバコやめるわ」。
この子どもからしたら目的は「カッコいいか悪いか」が重要なのです。
その心理を活用して訴えてみたらどうですか。
もちろん、親がタバコの害について知識として得ていることは大前提。
今は、ネットで簡単に調べられます。
ある親は喫煙で真っ黒になった、肺や、ヤニで黄ばんだ歯の画像をネットからプリントアウトして子どもに見せて止めさせたという報告も聞いています。
これはある意味のショック療法でしょう。
また、笑ったときに真っ黄色な歯をした女性に男性が振り向くでしょうか。
おそらく相当な変わり者でない限り、引きます。
近い将来、男性に恋をして、告白をして…でも、息はタバコくさいし、歯はヤニで黄色いし…そんな女性はモテません。
また、もっと先に子どもを産める時期に来た時に喫煙している女性が胎児に与える悪影響はレオンさんもご存知かと思います。
そのためにはまず親が行動しましょう。
見て見ぬ振りなんていっている場合ではありません。
励ましの言葉にはなっていないのは承知の上で、あえて厳しい言葉になってしまったかもしれませんが、レオンさんならきっとご理解いただけると確信していますよ。
一緒にこの大きな壁を乗り越えてみましょうよ。
辛さや難しさを痛感した人のみにがそれを乗り越えた時の大きな喜びに出会えるのです。