そうです。
親も○校から卒業です。
「お子さんが○校に通っている親」がどれほどの価値でしょう。
正直、わかりません。
ご主人は「あんな底辺校」とのことですが、なんと稚拙な…と笑ってしまいました。
きっとご主人は相当の高学歴で一流企業に勤め、収入も超一流なのでしょうね。
(すいません、ご主人には失礼ですね。ごめんなさい)
そして、ゆりさんの言葉の端々からもそれを感じます。
ご自身も「ネガティブで世間体を気にしたみにくい感情」と表現されていますがまさにその通り。
そもそも子どもが新し環境で頑張ろうとしている矢先に、子どもの人生に対して「転落」などと表現している自体でアウトです。
ご主人に「言うな」と言っても腹の中ではそう思っていたら態度に出ます、表情に出ます、言葉に端々に出ます。
世間で言われる一流大学を出た政治家や官僚が自らの保身や出世のために汚職を繰り返し、お縄になっている例もあります。
世間で言われている底辺校…どころか学校もろくに出ていない町の駄菓子屋のおっちゃんが子どもの笑顔のために1品、何銭の儲けでも毎日休まずお店を開いている。
人間としてはどちらが成功者なのでしょう。
いや、成功か失敗かは周りの人が評価するものではありません。
ましてや、どこの学校を卒業したかなんてどうでもいいのではないでしょうか。
大事なのはどこで学んだかではなく、なにを学んだか・・・です。
3年後に笑顔でいられるのではなく、明日から笑顔でいられるためには、親が古ぼけた学歴至上主義を排除し、子どものレッテルで子どもを判断しないこと。
「I love you because you are you」
これはアメリカの心理学者で現代カウンセリングの礎を築いたカール・ロジャースの言葉です。
カウンセラーがクライアントに接するときの基本姿勢を表したこの言葉。
直訳すれば「私はあなたを愛しています。なぜなら、あなたはあなただから」
要するに「あなたはあなたのままでいいですよ」ということです。
我が子を愛するのに理由はありますか。
・成績優秀だから。
・良い高校、良い大学、いい会社に入ったから。
・聞きわけがいいから。
・・・すべてNOです。
これは親のエゴ。
子どもを愛するのに理由なんていらないのです。
子どもの存在自体が愛するに値します。
それが足りないから親は子どもから愛してもらえないのです。
それでは親子の信頼関係なんて構築できません。
いくらプラスの言葉を与えても、子どもは親の心をお見通しです。
本心でなければその言葉は薄っぺらさが増大され、逆効果ですよ。
ご夫婦で話し合って根本から変わらないと!
子どもに変化を求める前に・・・まずは親から。