親といるときは素直でも、友だちが絡んでくると急に態度が変わる…そんなご相談は少なくありませんよ。
高校生、特に男の子は、どうしても親に反抗的になるのです。
もちろん、根っから反抗しているわけではなく、これはある意味避けては通れない思春期ならではの儀式のようなものです。
むしろ順調に成長しているのではないでしょうか。
親に反抗的な態度を取っていた方が友だち受けがいい。
親と仲がいいのは友だちの手前ちょっと照れくさいし、馬鹿にされそう。
きっとそんな心理があるのだと思います。
友だち関係は今はいろんなタイプの友人と接して、将来の人間関係の構築の基盤を作っているのです。
中には迷惑極まりない友人もいるでしょう。
実はあまり交流を持ちたくない関係もあるかもしれません。
そんなことを通じて真の友だちとはなにかを学ぶのです。
また、将来、社会に出てからは自分が気に入っている人とだけ付き合うというのはまず難しい。
そのための訓練をしていると捉えてください。
これは思春期ならではです。
きっとゆきこさんもご経験があるのでは?
そっと見守りながら、しかし、少しでも会話を通じて本人を把握する努力は継続してください。
親はいざという時に出ていけばいいのです。
失敗から学ぶことの方が大きいですよ。
「親」と言う字は「木」の上に「立って」、「見る」と書きます。
その意味をかみしめてみてくださいね。