【パチンコをやらない決心】
例えば「お金がないからパチンコはやめよう!」くらいの軽い気持ちではパチンコ依存症からは抜け出せません。一時的に回数が減りますし、無理をしないで済むのですが、リバウンドする可能性が高いです。
お金がないことを理由にすると、お金があるときにパチンコをすることが正当化されてしまいます。「パチンコは時間とお金の無駄。他の楽しいことを探したいからやらない」でもパチンコに手を出してしまうことがあります。
しかし、パチンコが駄目な理由をしっかり認識しているので、継続的に回数を落としていくことができ、次第にパチンコの無意味さに気付くことでしょう。
パチンコ依存症を治すには、断固たる決心が必要です。パチンコをやめると決心するときに気になるのが過去の負け分です。勝ち続けてやめようとは思う方はいませんし、そもそも勝っている人もほとんどいません。やめようと思っている方のほぼ全員が負けを気にしています。
過去に使ったお金は返ってきません。取り返そうと打ちに行くこと自体が泥沼に填まっている証拠です。昨日の会社帰りに3万円も負けたのに、土曜日にはヘラヘラしながらパチンコ店に並んでいる自分と決別したい方はたくさんいます。
そのためにも今まで負けた金額にはこだわってはいけません。「トータルでは100万円は負けているかも…少しでも取り返して、あと1回だけ馬鹿勝ちしたらやめよう」などと思ってしまいます。
パチンコで脳に起こる変化で紹介しましたが、勝った記憶は鮮明に残ります。負けた記憶は薄れていきます。
最後に勝ってしまうと、その記憶が残り続け、リバウンドしやすくなります。「あと1回、大負けしたらやめよう」と逆の発想をして、もし勝ってしまったら続けましょう。
そして、自分の腰、肩、腕が疲労を感じ、パチンコに嫌気が差すくらいに大負けしましょう。必ず大負けしてやめましょう。誰もが最後の1回のパチンコをしなくてはいけません。その1回は苦い記憶にして、もうあんなに損するのはコリゴリと思うようにしましょう。
パチンコは負けて当たり前のモノです。「最後には大勝ちしてやめたけどね」と言う人がいても、聞かされている方は何とも思いません。「最後は派手に大負けして、2度とやらなくなった」の方が、賢い選択と言えるでしょう。