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お悩みNO.6303
伊藤幸弘教育研究所さん
AaAさんへ
はじめまして。 書き込みありがとうございます。 ご長男と、その彼女との間での問題でお困りなのですね。 後先考えずに2度も彼女を妊娠させてしまったこと。 これ自体が大いに反省すべきですが、いまこの場でそのことを言っても過去の事実は変えられません。 それはいったん置いておきます。 いまはもう11週ということで確かに中絶にはリミットでしょう。 考えられる選択肢を再度挙げます。 1.中絶 2.出産 「1」に関しては彼女の理解を得る必要があります。 しかし、本人は産むことを強く希望しているようですので、説得にはかなりの労力が必要でしょう。 「2」に関しては、彼女の希望は叶いますが、産んだあとの育児は施設に任せると無責任なことを言っているために生まれた命に対して申し訳が立ちませんよね。 この両者のデメリットのどちらが簡単かということです。 彼女を説得する労力と、産んだあとに責任を持って育てること。 それを比較して話を進めていくというのはどうですか。 ただし、話を進めていく上で過度に二人の関係を責めたり、否定したりしないことです。 心理学では、これを「ロミオとジュリエット効果」と言います。 これは特定の目的を持っている場合、障害があった方が逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まる心理現象の事で心理学用語です。 心理学者ドリスコール(Driscoll)が、男女のカップルからの調査結果を元に命名しました。 恋人同士の間に何らかの障害が存在する事で、かえってそれが二人の気持ち(恋愛感情)を高めてしまう場合などが当てはまります。 例えば、恋人の親がその恋愛に反対し、2人の仲を引き裂こうとすると、逆にその恋人同士の感情が強まってしまう場合にいいます。 またお困りのことがあればここに来てご相談ください。
投稿日:2015-05-15
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