人は関わりの中で生きていきます。
その関わり方が「プラス」か「マイナス」かの差はありますが、実は同じことなのです。
よく、「愛情の反対は憎しみ」と言いますよね。
心理学的な考えではそれは間違っています。
実は、心理学では「愛情も憎しみも同義語」です。
それは「相手に関心がある」という意味でイコールなのです。
では、愛情の反対語は?
それは「無関心」です。
人は皆、「承認欲求」というものがあります。
心理学的に見てもそれは立証されています。
何も言わずに関心を示さないことで、その欲求は満たされず、マイナスな方向に心が動いてしまうのです。
ある実験結果をご紹介しますね。
「A・B・C」のコップに水を入れます。
Aにはプラスの言葉を、Bにはマイナスの言葉、Cには何も話しかけません。
一番最初に水が腐ってしまうのはどのコップだと思いますか。
…答えは「C」です。
AとBは言葉のプラス・マイナスの違いはありますが、関心を示しているということです。
Cはまったくの無関心ということです。
人間の体の約70%は水分です。
そのことを考えると語り掛けることの重要性はご理解いただけると思います。