逃げてはいけませんよ。
万が一お子さんに障害があった場合、お子さんが前向きに受け止められるかをご心配されていますが、その時は前向きに受け止められるように親が導くべきではないでしょうか。
そのために親が存在していると言っても過言ではないと思いますよ。
悪い想像をしたらキリがありません。
どうせ想像するならプラスの想像を。
悪いことばかりを考えて一歩が踏み出せず、「あの時にもっと早く対応していれば…」となっては遅いのではないでしょうか。
心理士の方、カウンセラーの方に「否定せず認めてあげてください」と言われたのですね。
それはとても大切なことです。
そう助言されたということは、心理士、カウンセラーから見て、お母さんがそれをできていないと判断されたのではないでしょうか。
一方で、「出来たことを褒めてあげてください」と言われたとのことですが、それだけではなくてもいいのですよ。
「出来たときだけ」褒めようと思うから、出来ないことに焦点が当たり、出来ないことにイライラしてしまうのです。
「○○したら褒めてあげよう」というのは褒めることを押し付けていますよ。
アメリカの心理学者で現代カウンセリングの基礎を築いたとされるカール・ロジャース博士はこう言います。
「I love you because you are you」
あなたはあなたのままでいいんですよ・・・という意味です。
誰かを愛するのに理由なんていりませんよね。
我が子であればなおさらです。
「成績がいいから?」
「勉強ができるから?」
「良い高校・良い大学・いい会社に入ったから?」
すべて「NO」です。
究極は存在自体を褒めることです。
生まれてくれてありがとう・・・の精神です。