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お悩みNO.65
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆずさんへ
ゆずさん はじめまして! 書き込み…ありがとうございます。 中3の息子さんに関してのご相談ですね。 中2の頃から「不良」と呼ばれる仲間と遊ぶようになり中3ではタバコも吸いはじめたとのこと。。。 「意味も無く粋がりたい年頃」…と思い込ませるようにしていたものの もう少しで入試を控えているためにそのことを思うと心配なのですね。 ご自分の気持ちを息子さんに伝え 息子さんの気持ちを理解するためにはどうすればいいか! …をお困りなんですよね。 ゆずさんは「親バカかもしれない」とお思いのようですが 僕は「親バカ」大いに結構! …そう思いますよ。 このご時勢! 親くらい「親バカ」と言われるくらい子どもを心配し愛してあげましょうよ。 ただしそれが方向を間違えると「バカ親」になってしまいます。 では! 「親バカ」ではなく「バカ親」にならないためのコミュニケーションは? まずコミュニケーションには 「聴く」という方法と 「伝える」という方法があります。 「聴く」に関しては結構、高度な技術を要するんですよね。 相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。 「受動的聴き方」と「能動的聴き方」 それぞれポイントは3つ! 「受動的聴き方」の3つのポイントは… 1.黙って聴く これは意外と難しいんですよね。 相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。 相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。 2.うなずく 話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。 大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。 それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。 3.思いを引き出す 「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」 「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」 …というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。 「能動的聴き方」の3つのポイントは… 1.話しを繰り返す 相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。 会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。 2.話しをまとめる 相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。 これも効果的ですよ。 3.気持ちを汲む 「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」 こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。 …以上、今回もすべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。 そして「伝える」という技術ですが…。 相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。 「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」 コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。 例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。 そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。 僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。 これは主語が「あなた=YOU」ですよね。 「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」 こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。 「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。 ポイントは「行動」「影響」「感情」です。 行動→お前が大きな音でテレビを観ることで 影響→お父さんは集中して本が読めなくて 感情→困ってるんだよ その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。 「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。 以上、ちょっと難しい表現もあったかもしれませんが試してみてください。 もしも上手くいかないようであればまたご相談いただけると嬉しいです。 「申し訳ない」なんて思わずにお気軽にどうぞ!
投稿日:2008-12-24
以上の内容を削除します。
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