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お悩みNO.670
伊藤幸弘教育研究所さん
クロさんへ
はじめまして。 書き込みありがとうございます。 中2の娘さんの不登校にお悩みなのですね。 親としたら学校に行かせなければ…と焦り、ついつい強引な方法をとってしまいますよね。 お気持ちはお察しします。 娘さんの行動が乱暴になったのが、果たしてクロさんの行動が原因なのかは定かではありません。 親だからこそ心配でついつい…となってしまうのであまりご自身を責めないでくださいね。 「わかってくれるのは先生だけ」との娘さんの発言は裏を返せばお母さんにも分かって欲しいというメッセージが込められているのでしょう。 子どものことを理解したいと願う親の気持ちと同様に、親には理解して欲しいと思う子どもたちの気持ちがるのです。 では、どうすれば娘さんの気持ちを理解できるか!? それはまず相手の話を聴くことです。 「聴き方」のポイントをまとめて書きますので参考にしてください。 「聴き方」って意識したことあります? …実は僕は勉強するまでありませんでした。 「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが 「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。 でもこの「聴き方」が重要です。 ここではあえて「聴く」という文字を使います。 物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく 言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく 「心」の文字が入っている「聴く」です。 …相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。 専門用語では「傾聴」と言います。 相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。 「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」 それぞれポイントは3つ! 「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは… 1.黙って聴く これは意外と難しいんですよね。 相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。 相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。 2.うなずく 話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。 大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。 それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。 3.思いを引き出す 「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」 「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」 …というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。 「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは… 1.話しを繰り返す 相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。 会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。 ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。 例えば今回のように 「今はダメだけど、中学行ったら出来る、将来大丈夫かな、このまま家にいて一人になってしまわないかな、お父さんとお母さんの関係いい?、離婚はいけないよ、やっぱり塾は行かなくちゃね」 …と質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。 その際は、はっきりと母としての回答をしてあげるといいでしょう。 2.話しをまとめる 相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。 これも効果的ですよ。 悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。 それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。 最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。 その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。 3.気持ちを汲む 「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」 こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。 …以上です。 すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。 やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。
投稿日:2011-01-18
以上の内容を削除します。
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