お久しぶりです。
書き込みありがとうございます。
「聴く」を意識して実践していただいているのですね。
最初は上手くいかなくて当然です。
ただ常に意識して実践することで徐々に上手く「聴く」ことが出来ますので継続してくださいね。
さて、ご相談の「赤ちゃん返り」ですがちょっとエスカレートしつつありますね。
適度の「甘えさせ」は必要ですが過度の「甘やかし」は不必要です。
赤ちゃん返りがエスカレートすると、子どもは「親は自分の持ち物」と勘違いをして思い通りにならないと気持ちを爆発させます。
気持ちの爆発は暴言へ発展し、暴言が次第に暴力へと進む危険性もあります。
これが家庭内暴力です。
家庭内暴力は赤ちゃん返り(退行といいます)を抑えれば防げます。
たっぷりと愛情ある言葉を掛け続けることが大切ですが一緒にお風呂に入ったり一緒に寝ることはとても危険と言わざるを得ません。
またひざの上に乗ってきたりベタベタと身体接触をすることも避けたほうが良いです。
身体接触で唯一安全なのは「握手」です。
それ以外は避けてください。
前回は「聴く」についてお話しました。
コミュニケーションの2本の柱のうちのひとつです。
ではもうひとつの柱はなんでしょう?
それは「伝える」です。
愛情ある言葉を伝える手段として参考にしてください。
では…!
「メッセージの伝え方」についてお話しますね。
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく
「何が伝わったか」が大切です。
そうすることで子どもに対して
自分は親にどれだけ大切に思われているかを実感させてあげてください。
それを伝えるには「言葉」が大切です。
「これは言わなくても分かるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」
…まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使って。。。
相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。
相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」
コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。
例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」
こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。
ポイントは「行動」「影響」「感情」です。
行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ
その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。
コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方に気をつけてみるのもひとつの手段です。