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お悩みNO.8034
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ
「不登校について」その1 そもそも、不登校とは、次の定義があります。 「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」。 なお、不登校については従来、学校基本調査において30日以上欠席した児童生徒について、その理由別区分として「病気」、「経済的理由」、「学校ぎらい」、「その他」として調査していたところ近年「不登校」という名称が一般的に使用されるようになったことに鑑み平成10年度の調査から上記区分のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した経緯があります。 親として不登校を正確にご理解いただくために、以下の内容をまとめましたので参考にしてください。 ・現在では不登校児は約13万人といわれている。 ・不登校を生み出す原因のひとつに親の過干渉(先回り)があげられる。 ・このように育てられた子供は自立心が育たない、人をすぐに頼る、人のせいにする、幼い、わがまま、神経質なくらいきれい好きかその逆、人の顔色ばかり見て自分を出せない…etc。 ・小学校の頃は友人とよく遊ぶ。(友人が多いのではなく誘いを断れない) ・中学生くらいになるとわがままで融通性がない性格が表れて友人が離れていく。 ・昼食はひとりで過ごすことが多くなり校内を徘徊して時間をつぶす。そのために周囲からは気持ち悪がられて精神状態は悪化して次第に不登校へとなる。 ・また不登校へのきっかけとしては大人にとっては取るに足らないことも多く、はっきりした原因や理由が不明なケースが多い。 ・不登校の症状としては、37度くらいの微熱、頭痛、腹痛、吐き気が4大症状。その他には冷たいものを良く飲む、不眠、うるさいと口走る、昼夜逆転、部屋にこもる、ゲーム・ネットにはまる、家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない、自分より弱い妹・弟に強く出る、親と一緒に寝たりお風呂に入る(退行)。 ・不登校を生み出しやすい家族としては、夫婦関係が悪い、家族の誰かが亡くなる、過干渉、放任、父性・母性の欠如、母子関係が強すぎる、兄・姉の非行・不登校・引きこもり、親が異常に学歴や世間体を気にする、親が宗教熱心な信者、親が定職に就かない、親の失業、転勤、厳格、威圧的、神経質。 ・不登校の子どもを無理に学校へ行かせることはインフルエンザで高熱が出ているのに解熱剤で強引に熱を下げるのと同じで余計に悪化してしまう。 ・不登校の子どもは弱者ではなくむしろメンタル面は強い。思い込みが激しくこだわりが強いために周囲に溶け込めない。 ・子どもには文句を言わせることが大切。「あの時はこうだった」「あの時、ああ言われた」…。親は黙って横に座り目を見て聴いてあげることが大切。 ・不登校児の3割が引きこもりになる。 【不登校の子供の親の不安】(一般例) ?学力の遅れで進学が出来ないのでは? 大切なのは生きる力、知恵、人との関わりであり学校以外でも充分に養える。 ?社会性や適応力がみにつかない? 学校以外で自分らしさを発揮できる子がいても良い。現在の学校システムに合わない子がいても不思議ではない。 ?学校くらい我慢できないで社会で通用するのか? 必要な我慢もあれば有害な我慢もある。身を削って学校に通うことがマイナスになる。学校は命まで削って通う場ではない。 ?無気力人間になるのでは? 無気力で学校に行かないのではない。体調の不調は身体防御反応。 ?学校に行かないのならせめて○○してほしい。 学校に行かない代わりに何かをするというのは無理な要求。じっくりと子どもの成長をみる心のゆとりが必要。 【不登校の子どもを持つ親に向けて】(我々からのアドバイス) ? 不登校の状態を責めたり、刺激したりしない。 ? 子どもの良い面を見つけ、認めて、誉めて、信頼する、 ? 一番悩んでいるのは本人であることを理解する。 ? 子どもの言葉や言動から心の中にあるものを理解する。 ? 一人の人間として子どもを認める。 ? 絶対に焦らず、長い人生のうちの休憩だと思うこと。 ? 親に勉強する機会をくれた子どもに心から感謝する。 ? 親の焦りは子どもに伝わってしまう。大きな心で子どもに接する。
投稿日:2016-01-12
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