不登校や引きこもりの子供・成年たちの為にフリースクールを全国に展開しております。
Navigation

お悩みNO.625
息子の母さん
ある専門学校に行きたいと言う息子削除
私の息子(高校2年)が、プロゲーマー専門課程の専門学校に進学したいと言っています。
息子は中学時代からネットゲーマーでそれが原因で成績が下がり、工業高校の情報科に進学しました。高校に入っても、ネットゲームをやりましたが、レポートや課題があるので、以前よりは短い時間になりました。息子は高校1年の時に、あるゲームのイベントでプロゲーマーという職業を知り、なりたいと思ったそうです。
息子は、もともと「アスペルガー症候群」の疑いがあるので要経過観察になっており、現在も3か月に1回病院で検査をしています。しかし、日常生活に支障がない事や、学習能力に問題がないこと、著しくコミュケーションに問題あるわけではないことから、将来の可能性をつぶさないために、あえて確定診断はせず、一般高校に通っています。
やはり、独特の口調やこだわり強さはあります。その結果、プロゲーマーにも強い興味を持ち、夏休みなどの長期期間中はプロゲーマー課程のある専門学校を見て回るほどです
基本的に勉強嫌いですが、プロゲーマーに関することなら大丈夫らしく、様々なプログラミングの技能講習や、数学検定にも挑戦するようになりました。
情報科に進んだので、話の合うの子が多いようで、いじめや問題はなく、楽しく過ごしています。以前は、情報科にプロゲーマーのアマチュアライセンスを持ってる子がいると、騒いで、今はその子の弟子?だと言っています

息子は、プロゲーマーに向かって頑張っているのでしょうが、親世代からすると「ゲームを仕事にする」と言う感覚がよくわからず、どのように接していいのかわかりません。可能性をつぶすような行為はしたくないので、本人がやりたいようにやればいいのですが、親ができるサポートとして何か、無いのか、と思い、ここに相談しました、くだらない事かもしれませんが、よろしくお願いします。
投稿日:2016-11-17
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
息子の母さんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
高校2年生のお子さんがプロゲーマーを目指しているとのこと。

とても素敵な夢かと思います。
確かに親の世代(我々も含め)は、「ゲームを仕事にする」というのは理解を超えた部分があるかと思います。

でも、東京大学を出てプロのゲーマーになっている方もいますし、海外ではプロゲーマーというのはしっかりと確立された職業として認識されているそうです。
グローバル化の現代においては世界に視野を広げて自分の将来を考えるという機会になるのではないでしょうか。

もっと言えば、プロの野球選手も、サッカー選手もある意味、遊びの一環が職業になったと言えますし、将棋や碁も同様です。
現代の科学を駆使したゲームだって、それと同様の価値があるのではないでしょうか。

また、お子さんはプロのゲーマを目指してプログラミングや技能講習、数学検定にも挑戦するようになったとのこと。
これも素晴らしい意識です。
想いが意識を変えて、自己成長につながるのではないでしょうか。

…とはいえ、日本ではまだ認知度が低いですので、経済的な面など苦労もあるかと思います。
それらを理解した上でがんばろうと思えるなら、親としては応援しない理由はないですよね。

そのためには親子でプロのゲーマーになるにはどんなことが考えられるかを一緒に考える時間を設けてみてはいかがでしょう。
親ができるサポートとしてはその辺にポイントがあると思いますよ。

その際に大切になるのがコミュニケーションです。
この掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にお伝えしているコミュニケーション方法を以下に紹介しますので参考にしてください。
投稿日:2016-11-18
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
息子の母さんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
部下との信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら部下からの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと上司としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、部下が悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば、部下が提出書類を遅れて出してきたとしましょう。
ついつい、感情のままに「遅い!」「なにをやっているんだ!」「やる気があるのか!」と言ってしまうケースはないでしょうか。これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“お前が”遅い!」「“お前は” なにをやっているんだ!」「“お前は”やる気があるのか!」

こちらの思いを正確に伝え、相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「君が提出書類を遅れて出すことで、その後工程の仕事が滞って、困っているんだよ」。
これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→君が提出書類を遅れて出すことで
影響→その後工程の仕事が滞って
感情→困っているんだよ

その後に「だから、これからはさっさと提出しろよ」と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して部下とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-11-18
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
息子の母さんへ削除
最後に・・・ポイントを!

1.大きな夢を持つ
2.それに向けて日々努力する
3.決して諦めない

・・・このことをお子さんと共有して親も応援してあげてくださいね。

某世界で活躍するプロスポーツ選手(日本人)の言葉です。

投稿日:2016-11-18
返信・コメントはこちら
削除用パスワード(同じものを2回入力してください)

掲示板トップに戻る