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お悩みNO.124
中一の母さん
家出がくせになっている削除
宿題をしなかったり、忘れ物、してはいけないことを叱ると、家を出て行ったっきり戻ってきません。それが何日も続きます。友達の家に泊まったり、野宿をしたりしているそうですが・・。もう何度言い聞かせても分かってもらえず、自分が原因なのにもかかわらず全て叱っている親のせいにします。正直、どうしていいか分からなくなっているし、愛情もだんだん薄れています。どこかの施設に入って欲しいとも思うようになりました。こんな感じのお子様をお持ちの親御さんいらっしゃいますでしょうか・・?
投稿日:2012-05-06
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
中一の母さんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

中一のお子さんに関するご相談ですね。

叱ると家出をして帰って来ないとのこと。
心配ですよね。
そんなことが続くと愛情も薄れてしまうお気持ちは分かります。

宿題をしなかったり、忘れ物をしたり、してはいけないことをしてしまうのは確かにお子さんにも悪いところはあると思います。

そのときに「叱る」とのことですが、振り返ってみてください。
もしかしたら「叱る」ではなく「怒る」になっていませんでしたか?

「叱る」と「怒る」とでは大きく違います。
感情をぶつけるだけの「怒る」だと相手もなかなか反省してくれません。
逆に親に対して反抗的になり、問題行動を起こします。
それは、自分のことを分かってくれないという気持ちからもっと親を困らせてやろうと思い、そんな行動を取るのです。
その心理の奥底には「わかって欲しい」というメッセージが込められています。

ちょっと方法を変えてまずは相手を受け入れて「怒る」から本当の意味の「叱る」へ変えてみることを試してみてください。

以前、別のところで紹介された叱り方の方法を以下に転載します。
参考にしてみてください。

子どもの自信の芽を摘まない「叱り方」4ヵ条。

●「叱り方 その1」
?「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…お友だちに意地悪をしたとき。。。

×→「お友だちに意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「お友だちに意地悪をすることは悪いことよ。」

叱るときは行動を叱る。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではない。
人格を否定するようなことはしない方がいい。
それを意識していないと…
「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがち。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つく。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち
「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなる。

●「叱り方 その2」
?「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。。。

×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」という。
叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては
「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまう。
でも本当は「いつもできない」ではなく「まだできない」のはず。
また「みんなはできるのに」ではなく「できる子もいる」程度だろう。
叱るときは…
「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」
「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」
…という一時言語を使うように心掛けたい。

●「叱り方 その3」
?「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。。。

×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがち。
怒りがエスカレートしそうなときは子どもから離れて落ち着いてから叱る。
親が怒ってばかりいると子どもは怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性がある。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブー!
2?3歳児の言語理解力では「例えの表現」だとは分からずに
そのままの意味として捉えてしまう可能性が高い。
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も
その意味を素直に吸収して萎縮してしまう。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えない。

●「叱り方 その4」
?「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前におもちゃを片付けないとき。。。

×→「もう出かけるわよ!さっさとおもちゃを片付けなさい!」
○→「そろそろ出かけたいからおもちゃを片付けようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると
子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまう。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになる。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣をつけた方がいい。
「お片づけしないとママ困っちゃうんだ」と分かりやすい言葉で納得をさせるのも良い。
または…「○○がいい?それとも××がいい?」と選択肢を与える。
「自分で決めた」と感じさせる経験を積ませるのも指示待ちの子にしないための方法だ。

投稿日:2012-05-07
返信 2
中一の母さん
やっと帰ってきましたが・・・削除
確かに「叱る」ではなく、「怒る」といったかんじでした・・。
なぜ家に帰ってきたくないのか、なぜ学校へ行きたくないのか。。
色々話を聞いてみました。
分からなかった息子の気持ちが少しずつ見えてきましたが、他にもっと深刻な問題がでてきました。
家出している時に知り合った(公園で遊んでいたところ友達になったらしいんです)男のひとにご飯を食べさせてもらっていたり、家に泊めてもらっていたりしたといっているんです。
その方はもう社会人で、知り合ったばかりの息子に給料が入る月末にゲームを買ってあげる約束をしてくれたというのです。おまけに携帯電話まで・・・。
どんなに「嘘だよ」「あやしいよ」と言っても、すっかり信用しきっているようで全く聞く耳持ちません。
家では、欲しいものがあるならお小遣いを貯めて買うという決まりだったのですが、見ず知らずの人に惑わされてますます言うことを聞かなくなってしまいました。
親切にしていただいたのはありがたいのですが、無責任にいい加減な事を言われて本当に困っています。
相手のお宅に行ってみて、きちんと話をしてきたいと思います。
投稿日:2012-05-09
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
中一の母さんへ削除
帰って来たのですね。
まずはひと安心ですがその大人の方が心配ですね。
はっきり言ってあやしいです。

百歩譲ってあやしい人ではなかったとしても、欲しいものはお小遣いを貯めて買うというとても素敵なルールを踏みにじる行為です。
親切とは言えませんね。
有難迷惑も甚だしいです。

相手のお宅に親として行くのは良いと思いますよ。
ただし、どんな人かも分からないですし、なにをしてくるかも分かりませんよね。
できれば単独ではなく複数で行くことをお勧めします。
投稿日:2012-05-09
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