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お悩みNO.49
あくあさん
今のうちに・・・削除
初めて相談させて頂きます。
中学1年の次男の事で悩んで居ます。
小学生の頃から女の子の頭をたたいてしまったり、学校から抜け出して居なくなってしまったり、携帯にまつわるトラブル、部活では上手く行かないと固まってしまい参加できなくなるなど・・数多くの問題を起こしてきました。中学に入り、最初の頃は良かったのですが徐々に問題を起こすようになってきました。授業中に前の席の子にちょっかいをかけ泣かせてしまったり、部活は途中でかえってきてしまったり、家の中では私や祖母の財布からお金をたびたび盗むと言った事が出てきました。先日も祖母と口論になっており、私が入った際手を上たのですが、初めて次男が私を何発も殴ると言うことがありました。私は正直ショックでした。しかし、少し距離をおいて考えてみると、手を上げて解決する事はないと反省しました。しかし、次男は毎回問題を起こすたびに叱られ、その時は涙を浮かべたりして反省しているのですが・・・時間が経つともうケロっとして笑っています。毎回のように反省の色なし!といった感じです。次男に忍耐が無く何もかも中途半端で楽観的な態度が許せず、怒りが大きくなりなかなか上手く向き合えずにいます。次男は問題をたびたび起こしますが、とても甘えん坊な所があります。我が家は母子家庭であり私の母と尾長男との4人暮らし。そんな中私自身、次男が小さい頃に愛情を注いであげられなかったという思いもあり出来る限りの要求はこたえています。まだまだ、愛情が足りないのでしょうね。。私自身、家庭環境が良くない中で育っており親子の関係と言うものがぼやけて分からない状態なんだと思います。
悪いのは次男ばかりではないと思います。このままでは家族がばらばらになってしまいそうです。何とかこれ以上大きな問題がおきないよう向き合って行きたいのです。長文になってしまいすいません。私のような悩みの解決の糸口が見つかるようなお話が先生の著者のなかであれば教えていただけないでしょうか?
アドバイスもいただけたら幸いです。
よろしくお願いします。
投稿日:2010-03-24
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
あくあさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

ご次男の件でのご相談ですね。

子育てにおいて家庭環境は確かに重要です。
今までどのように育てたかも現状を判断する上では参考になります。

ただし母子家庭だから、親の家庭環境が悪かったから=子どもの問題行動というように直結するのは強引かもしれませんね。

例えば母子家庭が問題であれば世界中の母子家庭のお子さんが問題行動を起こすことになる。
でも私が知っている母子家庭のお子さんも決して問題を起こすような子どもばかりではないです。
両親に恵まれて何不自由なく育ったお子さんだって問題を起こすこともある。

でも現状のお悩みや苦しみは大変なものがあるとお察しします。
環境のせいにしてしまったら元も子もないのでこれからどうすればいいかを一緒に考えましょう。

まず子どもの暴言や暴力の原因を探る。
細かいことですが頭に血が上っている時に立ち話をしては効果がありません。
お互いに座って向き合い何故、怒りが込み上げているかを聴き出す。
その際にもしも親に非があればそれは素直に受け入れて謝る。
「そんなになるまで気づかずにごめんね」
このひと言だけでも相手の怒りは収まります。

そしてこちら側の言い分も冷静になって聞き入れてもらうことも重要です。
子どもの言うことばかりを受け入れていては図に乗りますから。

相手にメッセージを送るときはIメッセージが効果的だと言われています。
相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。
例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ

その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

これは心理カウンセラーがカウンセリングをする際にも使われますが
相手との信頼関係が構築されます。

まずは試してみてください。

それでまた問題が出たらまた一緒に考えましょう。

もしもよければ直接、事務局にお電話いただいても構いませんよ。
投稿日:2010-03-24
返信 2
あくあさん
ありがとうございます。削除
返信ありがとうございます。
まずは、なぜそう思ったのか?そうなったのか?必ず行動には意味があるはずなので聞くということが大切ですよね。私が相手に伝える際には「Iメッセージ」で伝える。これからはアドバイスいただいた事を実行していこうと思います。とても気持ちが楽になりました。ありがとうございました。
投稿日:2010-03-24
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
あくあさんへ削除
こちらこそ書き込みいただきありがとうございます。

そう…まずは実行です。
やってみて上手くいかなければまた一緒に考えましょう。

そして、あくあさんがおっしゃる通り「聴く」ことが大切です。
ここではあえて「聴く」という文字を使いました。
物理的に音が耳に入る「聞く」ではなく
言葉で問いただすような「訊く」でもありません。

「心」の文字が入っている「聴く」です。
「傾聴」とも言いますがまずは心を込めて聴きましょう。

きっと今までとは違う変化が現れるはずです。
投稿日:2010-03-25
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