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お悩みNO.9
ゆずさん
どうしたらいいのか・・・削除
初めて投稿させて頂きます。中3の息子の母です。
中2の頃から大人の間で不良と言われている子と遊ぶようになり、3年になってからはタバコも吸いだしました。何が気に入らないのかいつもカリカリしていて受験の事や学校の事を聞いてもうるせーな!とうざがってばかり・・その友達の事は本人が気の許せる仲間なのだと思い何も口出しはしません。今までは 意味もなく粋がりたい・・そういう年頃なのかと自分に思いこませて来ました。でも、あと少しで入試です。今年は何校か定員を減らしていて、ヤンチャな子は最初からとらないという話も学校で聞きました。同級生が万引きで捕まったという話も聞き その子のお母さんは受験どころじゃなくなったと嘆いているそうです。心配しすぎなのかもしれませんが明日はわが身・・そんな気持ちです。親バカかもしれませんが 根は気持ちの優しい子だと思ってます。どうしたら子供の気持ちが理解できるのでしょう・・どう接したら私の気持ちが子供に伝わるのでしょう。
お忙しいのに申し訳ありませんがアドバイスがありましたらお願いします。
投稿日:2008-12-23
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆずさんへ削除
ゆずさん

はじめまして!
書き込み…ありがとうございます。

中3の息子さんに関してのご相談ですね。
中2の頃から「不良」と呼ばれる仲間と遊ぶようになり中3ではタバコも吸いはじめたとのこと。。。

「意味も無く粋がりたい年頃」…と思い込ませるようにしていたものの
もう少しで入試を控えているためにそのことを思うと心配なのですね。

ご自分の気持ちを息子さんに伝え
息子さんの気持ちを理解するためにはどうすればいいか!
…をお困りなんですよね。

ゆずさんは「親バカかもしれない」とお思いのようですが
僕は「親バカ」大いに結構!
…そう思いますよ。

このご時勢!
親くらい「親バカ」と言われるくらい子どもを心配し愛してあげましょうよ。
ただしそれが方向を間違えると「バカ親」になってしまいます。

では!
「親バカ」ではなく「バカ親」にならないためのコミュニケーションは?

まずコミュニケーションには
「聴く」という方法と
「伝える」という方法があります。

「聴く」に関しては結構、高度な技術を要するんですよね。
相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方」と「能動的聴き方」
それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上、今回もすべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。

そして「伝える」という技術ですが…。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」
コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。
例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」
こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。
ポイントは「行動」「影響」「感情」です。
行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ
その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

以上、ちょっと難しい表現もあったかもしれませんが試してみてください。
もしも上手くいかないようであればまたご相談いただけると嬉しいです。

「申し訳ない」なんて思わずにお気軽にどうぞ!
投稿日:2008-12-24
返信 2
ゆずさん
ありがとうございました。削除
とても具体的なアドバイス本当にありがとうございます。黙って子供の話を聞く・・というのは何度か試みた事がありました。が、最後まで穏やかに聞けていた事は1度もなかったと思います。どうしても途中で常識的に間違ってることを言われたりすると口をはさんでしまいます。私がもっと大人にならなければいけないのかもしれませんね・・
万が一、高校受験に失敗したとしても それからのことを考える時のためにも少しずつ息子に歩み寄って行きたいです。(最初はうざがられると思いますが)誰かに話してもなかなか私の気持ちはわかってもらえず解決する方法もわからずチョット辛かったです。でもこの掲示板を知って投稿して お返事を頂いて今まで締め付けられていた胸が少し楽になりました。息子との事はまだまだこれからですが 聴いて、伝えて・・をやってみようと思います。本当にありがとうございました。
投稿日:2008-12-24
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆずさんへ削除
ゆずさん

早速のお返事…ありがとうございます。

黙って最後まで相手の話を聴くって意外と難しいですよね。
訓練されたカウンセラーですらいつもうまくいくわけではありません。
しかも相手が息子さんという身近な存在であれば途中で意見を言いたくなるのは当然です。

ゆずさんが大人になれてない訳ではないと思いますのでご安心を。

ゆずさんはむしろ出来ています。
何度か試してみたというのがその証拠です。
人の話を聴けない人って自分は正しいと思い込み試すことすらしないでうから。。。

最初はうざがられても構いません。
「私はあなたの味方」という態度で接することで
息子さんも必ず心を開いてくれます。

万が一、高校受験に失敗してもそれを失敗と思うか
あるいは「成功への過程」と思えるかでも大きく違います。

僕はこう思います。
「世の中に“失敗”なんてない」…と。

失敗に思える出来事も将来の夢の実現の必要な出来事です。

唯一、「失敗」に近い言葉があるとすれば…。
それは…「諦め」でしょう。

諦めず時間を掛けてちょっとずつ前進しましょうね。

またいつでも「ここ」に来てください。
投稿日:2008-12-24
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