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お悩みNO.64
MINさん
どうすれば2削除
先日はお返事ありがとうございました。子供を無理にひっぱって行かせる事に私自身疑問をもっていたので、無理に引っ張るのは有効ではないとのご意見をいただき安心しました。

前回の続きですが、主人とはあまり仲は良くないと思います。普段から率先して子供の面倒をみてくれない為、子供はなつかず、子供二人はいつも私が連れあるき、長時間出かける時は実母に子供たちを預けています。私がいないと主人が面倒をみるのは30分が限度だと思います。特に長男は私にべったりで、妹の入院の時も、主人とは泊まらず、私の実家に泊まって学校へ通っていました。そんな事に、不満があるため、長男とあまり遊びもせずに怒ったりする主人にいつも、そんなに怒らなくていいんじゃない、と反論するため、口喧嘩が多くなっていました。子供はそれを気にしてたんでしょうね・・・。
もうひとつ愛情不足と思うのは、長男が生まれてから、ずーっとイライラしながら子育てしていたような気がします。長男出産後から毎日義理の両親が孫を見に家へきていました、出産から半年後仕事復帰、その後三年ほどそれが続きました。仕事を終え子供を向かえて家に帰ると義理の両親がおり一息つく間がなくイライラし、そのことで何度も主人と喧嘩、そして、仕事をやめ二人目を妊娠、でもつわりがひどく、長男を十分かまってやれず、そして二人目の子が小さいから、手がかかり、上の子には「ちょっと待って、後でね」と言う事が多かったように思います。
あとは一人目の子だったため、「あれだめ、これだめ」と、やりたい事を制限させ干渉しすぎてたとも思います。
その時の、後悔ばかり思い出されます。今はなるべく子供のしたい様にさせるのが良い方法なのでしょうか?
毎日、担任の先生へ今日も休みますと電話していましたが、「今日はどうでしたか?」と聞かれ、変化のない子供の様子を話す事が、かなりストレスでした。無責任かもしれませんが今ではメールでお休みを伝えています。
担任の先生が一生懸命やってくれるのもありがたいのですが、私達の押しが足りない様な言い方をされ、先生への対応も悩みます。対応はどうすればよいのでしょうか?
投稿日:2010-10-16
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
MINさんへ削除
書き込みありがとうございます。

先生への対応はご父兄の悩みの種でもあります。
こちらの望む対応をしてくれない場合、どうしてもイライラから感情的になりがちです。

もしも反論する機会があるのなら先生の意見をまずは受け止めて、その後に「親」としての教育観を伝えて互いに共有するつもりで話し合えば良いと思いますよ。
そして会話のテクニックとしては「YES-BUT-YES法」です。
まず相手の意見を肯定的に受け止める(YES)。
その後に反論となる自分の意見を述べる(BUT)。
最後に相手の意見をもう一度、肯定して終わる(YES)。

今回の件で言えば…
「先生が私たちの押しが足りないとおっしゃることも一理あるかと思います。(YES)
 ただ私たちの教育ポリシーとしては子どもに親の価値観を押し付けることは考えていません。(BUT)
 でも、時々“親として押す部分も必要かと感じることも時々ありますので先生のおっしゃることも理解できます。(YES)」
「だから是非、先生にもご協力いただきながら子育てをしていきたいと思っているのです。(おまけ)」

人間は最後に言われたことは強く印象に残るのもです。
どんなに最初に、相手を肯定しても最後に自分の意見を相手を否定したまま終わると「結局、否定された」となってしまうものです。
先生も人間です。
親が上手くコントロールするくらいの気持ちで接するといいでしょう。

ご主人との関係性はお伝えいただことで理解しました。
夫婦とは言え育った環境が違いますので子育てに対しても価値観が違うのでしょう。
ただ、MINさんのお話しを聴く限りではご主人の協力があまりに希薄ですね。

ご主人を変えるのは時間が掛かるしエネルギーも要るでしょう。
これは長期的な懸案事項としてこれから一緒に対策を練りましょう。

今はご主人に頼らずとも子どもたちとコミュニケーションンが更に円滑に出来るように考えていきませんか?

イライラしている時にはどうしても子どもを「怒り」がちになります。
でもせめて「叱る」を意識してみてください。
「怒る」と「叱る」では大きく違いますから。

ひとつ「叱り方」のヒントとなる考え方をお伝えしますので参考にしてみてください。
以前、私共が書いたブログの抜粋です。

●「叱り方 その1」
?「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…お友だちに意地悪をしたとき。。。

×→「お友だちに意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「お友だちに意地悪をすることは悪いことよ。」

叱るときは行動を叱る。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではない。
人格を否定するようなことはしない方がいい。
それを意識していないと…
「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがち。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つく。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち
「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなる。

●「叱り方 その2」
?「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。。。

×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」という。
叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては
「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまう。
でも本当は「いつもできない」ではなく「まだできない」のはず。
また「みんなはできるのに」ではなく「できる子もいる」程度だろう。
叱るときは…
「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」
「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」
…という一時言語を使うように心掛けたい。

●「叱り方 その3」
?「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。。。

×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがち。
怒りがエスカレートしそうなときは子どもから離れて落ち着いてから叱る。
親が怒ってばかりいると子どもは怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性がある。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブー!
2?3歳児の言語理解力では「例えの表現」だとは分からずに
そのままの意味として捉えてしまう可能性が高い。
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も
その意味を素直に吸収して萎縮してしまう。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えない。

●「叱り方 その4」
?「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前におもちゃを片付けないとき。。。

×→「もう出かけるわよ!さっさとおもちゃを片付けなさい!」
○→「そろそろ出かけたいからおもちゃを片付けようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると
子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまう。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになる。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣をつけた方がいい。
「お片づけしないとママ困っちゃうんだ」と分かりやすい言葉で納得をさせるのも良い。
または…「○○がいい?それとも××がいい?」と選択肢を与える。
「自分で決めた」と感じさせる経験を積ませるのも指示待ちの子にしないための方法だ。

・・・以上です。
ご不明な点等ございましたらまたご質問ください。
投稿日:2010-10-16
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