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お悩みNO.446
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
高1の子供が7月から不登校になっています。
きっかけは、学校のある教科の先生の理不尽な厳しい指導でした。
今現在は、反抗期やら、不登校の期間が長すぎたことによる復学への不安等色々な思いが交錯して、朝起きれないみたいです。
日中は、普通の子と変わらない位元気でハイテンションで、夜には学校に行くつもりで準備とかするですが、朝になるといろんなことを考えたり思ったりして起きれず…もうこのパターンの繰り返しで、留年もまじかになっています。
本人は絶対に留年はしたくないと思っているみたいなのですが、学校には行きません。
投稿日:2015-10-24
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
高1のお子さんの不登校に関するお悩みですね。

留年はしたくないけど、学校には行かない。
きっと本人がこの矛盾の生活に対して一番苦しんでいるのでしょうね。

きっかけは担任の理不尽な厳し指導とのこと。
まずはここを解決しない限り本人は登校できないのではないでしょうか。

厳しさは時には必要です。
これは子どもが成長する過程において周囲の大人(親や教師など)が必要に応じて厳しさを発揮して本人に成長の機会を与えます。

ただし、「理不尽な」厳しさということですのでそれは話が別。
何がどう理不尽だったのか…?
それを教えてください。

担任や学校と話す上でそこが明確になっていたほうがいいでしょう。

また、親ができることとしては「親子のコミュニケーション」に関して気を遣うということです。

そのことに関しては以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-10-25
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2015-10-25
返信 3
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
回答ありがとうございます。

理不尽な指導とは、本人はまじめに勉強しているのに、できないことに対しての厳しい叱責等です。
この先生と担任と息子との話し合いは終わっていて、表面上は解決していますが、本人は学校に行けません。
このまま留年はしたくないとのことですが、それならがんばって学校に行くしかないと思うのですが、夜は行く気があるのですが、朝になると色々考えてしまって、どうしても行けないみたいです。
投稿日:2015-10-25
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
話し合いは終わっていて表面上は解決とのことですね。
表面上…ということは真の解決には至っていないということでしょう。

であれば、話し合いは実施しましたが、結果的になんの効果も得られていませんね。

話し合いは開くことが目的ではなく、双方が納得することと、生徒本人が学校に行けるようになることが真の目的です。

その辺を学校側と共有し、何度でも話し合いをするべきです。
投稿日:2015-10-25
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
ちなみに…できない事への厳し叱責に関しては、学校側は「理不尽」と認め、謝罪等があったのでしょうか。
投稿日:2015-10-25
返信 6
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
その厳しい指導で困惑している生徒もいる反面、慕っている生徒もいるので、担当からは外せないとのことでした。ただ、学校側もその先生には指導していくということでした。
その先生も、厳しく指導しすぎたとは言っていましたが、生徒のためを思ってやっているとも言っていました。
その先生が不登校のきっかけにはなりましたが、今現在は、不登校期間が長くなったことによる不安感とかいろんな思いが交錯して朝起きれないみたいです。
投稿日:2015-10-25
返信 7
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
今月末までに出席しなければ留年になると学校側から言われており、本人も知っています。
本人も留年だけは絶対にしたくなく、夜になると機嫌よく学校に行く準備もして、普通に行きそうな気配なのですが、朝になるとダメになります。この繰り返しの毎日です。
起立性調整障害とか何かの病気ではないかと思い、病院も進めましたが、本人が頑なに拒否するのでどうしょうもありません。
不登校になり約4カ月、怒ったり、諭したり、いろいろやってみましたが、どれも親が動けば動くほど逆効果でした。
反抗期もあって、親にはあまり心のうちを語ってくれません。唯一、担任の先生には心を開いているみたいなので、担任の先生に家庭訪問してもらい、本人から話を聞いてもらって、そのときは本人は「明日、必ず行きます」と機嫌よく返事はするのですが、やはり朝になると行けてません。
投稿日:2015-10-25
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
「その先生も、厳しく指導しすぎたとは言っていましたが、生徒のためを思ってやっているとも言っていました。」
…とのことですが、生徒のためにやるのは当然です。
でも、それにより結果が伴っていなければ、結局、生徒のためにはなっていないということを認識してもらう必要はあるでしょう。
投稿日:2015-10-25
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
同時に、病院へ行くのは賛成です。
是非ともお子さんを説得して…。
頑なに拒否しているのは、「病院=病気」と考えているからかもしれませんが、それが病気ではないと判断できるのも病院です。
投稿日:2015-10-25
返信 10
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
9月頃には病院を頻繁に勧めましたが、頑なに拒否して行きませんでした。「病気ではないことをはっきりさせるためにも病院に行こう」と言っても一切聞き入れませんでした。
あまり言い過ぎて、かえって自分の殻に閉じこもってしまい、おかしくなったので、それ以来は一切触れていません。今言っても同じだと思います。
投稿日:2015-10-25
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
なるほど、既に試されたのですね。

では今はあまり言わない方がいいかもしれませんね。
投稿日:2015-10-25
返信 12
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
日中はずーとスマホをいじっているかTVゲームをしています。
まったく危機感がなく、なにを考えているのかわかりません。
投稿日:2015-10-25
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
思春期の男の子は一体何を考えているか分からないことがあります。
しかし、そこで無関心を装うと子どもは孤独になります。

追い詰めるような言葉はお勧めしませんが、日常的なあいさつ等の声掛けは実践しましょう。
投稿日:2015-10-27
返信 14
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
但し、スマホやゲームに関しては家庭のルールを作成したほうがいいでしょう。
その際は親子で話し合って、本人にルールを決めさせる。
また、ルールを破ったときのルール(メタルールといいます)も合わせて決めましょう。
投稿日:2015-10-27
返信 15
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
出席しないと今月末で留年だというのに、相変わらず他人事のようにまったく危機感がありません。
そのくせ留年はしたくないって、いったいどういうつもりなのか理解不能です。
親の方が精神的にまいってます。
投稿日:2015-10-27
返信 16
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
確かに精神的に参りますよね。
お察しします。

留年はしたくないけど、危機感はない。
過度に危機感を与えるのは逆効果ですが、適度な危機感は成長を促します。
投稿日:2015-10-27
返信 17
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
適度な危機感とはどのような(どの程度の)危機感を与えればいいのでしょうか?
投稿日:2015-10-27
返信 18
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
例えば…将来に不安を与えるような脅しに近い言い方は、過度な危機感です。
「このままじゃ、お先真っ暗だよ」等。

今の生活を是正し気づきを与える伝え方は、適度な危機感です。
「留年はしたくないと思うならいま、やるべきことは自ずと分かるよね。なんだと思う?」等。
投げ掛けの言葉です。
投稿日:2015-10-27
返信 19
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
確かにそのとおりですね。
実践してみます。
投稿日:2015-10-28
返信 20
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
参考になったのであれば嬉しいです。
実践してみてうまくいかないことがあればまた教えてください。
投稿日:2015-10-28
返信 21
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
同時に…躾も大切です。
「躾」に関して以下に参考になる記事を紹介します。
何かのヒントになれば幸いです。
投稿日:2015-10-28
返信 22
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
「躾(しつけ)の三原則」

“国民教育の師父”と謳われた教育哲学者・森信三先生。
SBIホールディングスの北尾社長やレスリング指導者のアニマル浜口さん等々、数多くの指導者が敬愛してやまないと言われています。
その森信三先生の代表的な教えの一つ「躾(しつけ)の三原則」をあるインタビュー記事から紹介します。

 1、朝、必ず親に挨拶をする子にすること。
 2、親に呼ばれたら必ず、「ハイ」とハッキリ返事のできる子にすること。
 3、ハキモノを脱いだら、必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れる子にすること。

じゃ、このしつけのコツはというと、まず、母親自身が、ご主人に対して朝の挨拶をハッキリするようにし、また、ご主人から呼ばれたら、必ず「ハイ」とはっきりした返事をするように努力することです。

この「ハイ」という一語によって、その人は「我」を捨てるわけです。
つまりそれまでの意地や張りの一切を投げ捨てるわけです。

同時に、それによって当の本人はもとより、一家の人びとの雰囲気までが変わりだす。

昔ね、登校拒否の中学生をもって困り抜いたお母さんから相談を受けたんですがね、その解決法はただ一つあるだけで、それは明日からあなたがご主人によく透る声で「ハイ」と返事をされることですといった。

その人はその通りしたんでしょう、その子どもはその後11日目にはもう登校しだしたとのことでした。

「ハイ」という言葉が本当にいえたら、非行少年でも徐々に変わってくる。

ところが、本当に「ハイ」がいえる婦人は100人のうち、2、3人じゃないかな。

表現を変えればね、これだけの俸給を得るために、主人がどれほど下げたくない頭を下げ、いいたくないお世辞をいっているか。
…ということのわかる奥さんにして、初めて聡明な母親となるわけです。

インタビュー記事は以上です。

「躾(しつけ)」とは「身」を「美しく」と書きます。
まずは親が日常の立ち居振る舞いを美しくすることで、それを見ている子どもも変わってきます。
「親が変われば、子も変わる」…これは我々が長年伝え続けてきたことです。

ぜひ、実践してみてください。

投稿日:2015-10-28
返信 23
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
家の中で大声を出しながらイライラしながらTVゲームばかりしています。
大声を出す位の気力があるのなら学校に行けばいいのにと思います。
投稿日:2015-11-01
返信 24
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
それとこれとは違います。
このままでいいわけではない…きっと本人もそう思っているのです。
でも、改善できない。
理想と現実のギャップで不安。
色々な思いを発散したい。
それが「大きな声を出す」という行為なのです。

そんなときに追い詰めるようなことを切り出されると逆効果ですよ。
気をつけましょう。
投稿日:2015-11-01
返信 25
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
今はきっと自己肯定感が下がっている状態です。
以下は日本・アメリカ・中国の高校生に対して行ったアンケートです。

1.「私は他の人々に劣らず価値のある人間だ」
YESの回答…日本(31.5%)、アメリカ(81.5%)、中国(86.6%)

2.「時には私は役に立たない人間だと思うことがある」
YESの回答…日本(56.4%)、アメリカ(32.0%)、中国(25.4%)

国民性の違いがあるし、このアンケートだけでその国の子育ての良し悪しは判断出来ません。
しかし、それにしても日本の高校生の自己評価の低さは突出しているのです。
我々は日本の子どもがアメリカ、中国に比べて特別に劣っているとは思えません。

では、どうして日本の子どもたちはこんなに自己評価が低いのでしょう?
考えられるひとつの原因として社会の子どもに対する態度が挙げられます。
何かにつけて「わがままだ」「やる気がない」「甘えている」etc
…などの否定的な言葉を繰り返し刷り込んで来た結果かもしれません。

子どもが学校から帰って来たとき、日本では「いい子にしてた?」「先生に怒られるようなことしてない?」と開口一番言ってしまう親がいますよね。
欧米の場合、多くは「お帰り!今日は一日楽しめたかい?」…こんな言葉を掛けます。

毎日の積み重ねの結果がアンケート結果に表れているのかもしれませんね。

人間が生きていくためには「自分は存在価値がある」「生きていていいんだ」という自己評価は大切な要素です。
これを心理学では「自己肯定感」といいます。

自己肯定感は子ども時代に育まれると言われます。
自己肯定感を育ませるとは、何かをやらせて褒めて育むものではありません。
それだと失敗した時には逆に子どもを否定することになり「自己“肯定”感」ではなく、「自己“否定”感」を育むことになってしまいます。

自己肯定感を育むとは…子どもの今をそのまま認めること。
存在自体を認めて「生まれて来てくれてありがとう」というメッセージを伝えることです。

現代カウンセリングの礎を築いた、アメリカの心理学者、カール・ロジャースはこう言います。
「I love you because you are you」
これはカウンセラーがクライアントに接する際に基本となる姿勢です。
要するに「あなたはあなたのままで良いんですよ」という意味です。〜

人を愛するのに理由なんてありません。
成績がいいから?
言うことを聞くから?
良い学校に入ったから?

すべて違います。

その子どもの存在自体が愛するに値するからです。

だから「生まれてくれてありがとう」なのです。
投稿日:2015-11-01
返信 26
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
確かにおっしゃるとおりです。
ただ、留年までもう崖っぷちまで来てるのに、まったく危機感が見えません。まるで他人事のような雰囲気です。あせるのは親ばかり…家での言動を見ていると不登校にはまったく見えません。
投稿日:2015-11-01
返信 27
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
きっと表面上は危機感が見えないのでしょう。
でも、「このままではいけない」と思っているはず。

一番焦っているのは本人・・・!

・・・と思いたいですよね。
投稿日:2015-11-02
返信 28
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
ここ最近、ずっと寝っころがってスマホで動画を見ています。しかも周りの音を遮るようにイヤホンを付けたまま…完全に現実逃避状態です。
投稿日:2015-11-03
返信 29
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
確かに現実逃避状態と言っていいかもしれませんね。
しかし行動を起こさなければ何も変化しません。

現実逃避の時間を作っても構いませんが、それと同じくらい、今何をすべきかを考える時間を割くべきです。

自らそれができないのなら、ある程度強制的にそうしてもいいのではないでしょうか。
投稿日:2015-11-03
返信 30
ちょこさん
高1男子高校生不登校削除
「ある程度強制的に」とは具体的にどのようにすればいいのでしょうか?
今まで強く言ったり、何かをしたりしたら、返って逆効果になって悪い方(暗くなって自分の部屋に引きこもってしまう等)に進んでしまいました。
投稿日:2015-11-03
返信 31
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
少し分かりづらい表現でした。
申し訳ございません。

「ある程度強制的に」というのは強引に…という意味合いではなく、そのような仕組みを作ってしまうということです。
しかも、お互いがWIN-WINになるように。

例えばスマホやネット使用に関しては家庭でのルールを作ること。
いきなり、ハードルの高いルールは子どもが受け入れず、結果的に絵に描いた餅になってしまいます。

1時間動画を観たら、1時間は勉強(または動画を観ない)というルールです。

一切禁止するわけではないので子どもも受け入れる可能性が高いです。

ルールに関してはあるご家庭で実践されている例を以下に紹介しますので参考にしてください。
投稿日:2015-11-04
返信 32
伊藤幸弘教育研究所さん
ちょこさんへ削除
・プレイ時間の制限(例/1日60分以内、休日は2時間以内)
2週間に1回使用履歴やログイン履歴を確認
・課金額の制限(月500以下)
・2週間に1回使用履歴を親に見せる(協力してくれたら何らかの形でお礼をする)
・家族がいるところでやる
・毎週木曜、金曜の2日間は家族のNOゲームデー
・毎週木曜、金曜は、子どもだけでな親もゲーム機やスマホを一切使わず、
その2日間は鍵がかかる指定されたたなに親も息子も自分の電子機器をしまう
・鍵は父親が管理する
・いつもゲームに使っている時間を用いて 外遊びや家族団らんに充てる
投稿日:2015-11-04
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