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お悩みNO.218
べるさん
17歳ひきこもりのこれから削除
はじめまして、17歳ひきこもり(男)です
ひきこもりになったきっかけは高校入学早々いじめを受けたことです。
今思えば、中学後半ごろから他人の視線に恐怖を感じるようになっていたと思います
高校に入学して1か月ほどで不登校になり、通信制高校に転入しましたがほとんど行っていません
バイトも何回かしましたが長続きしませんでした
現在は部屋のカーテンを閉め、まったく外に出れない状況です
今の自分の気持ちとしてはこの状況から脱出したいと思っています
こんな自分に何か助言をよろしくお願いします

投稿日:2015-11-10
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとう。
いま、17歳。
引きこもりに関するお悩みですね。

今の自分から抜け出したい。
そんな心の叫びがここまで聞こえてきそうです。

よかったらこれからしばらくここでお話ししませんか。
少しでもべるさんが今の自分から抜け出し、自分を変えられるようなアドバイスができればと思います。

まずは以下に「自分を変える」ことに関してまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-11-11
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
「自分を変える」

自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2015-11-11
返信 3
べるさん
お返事ありがとうございます削除
>よかったらこれからしばらくここでお話ししませんか。
ありがとうございます。そう言ってもらえると本当に救われます
「自分を変える」ですか・・・
確かに今の自分は過去にとらわれているのだと思います
思えばいつも中学の頃はこんなではなかったのにと考えています
それに過去のことだけでなく将来のことまで考えてしまって頭がパンクしそうです
数か月前までは夜中に暴れて部屋にいくつも穴をあけていました
ついこの間ついカッとなって弟を殴ってしまいました
弟にはこんな奴早く施設に送れと言われました
その通りだと思います
家にいるとどうしても甘えてしまうので施設で更正した方がいいのではないかと最近考えています
ただ、外に出れない・・・
他人からどう思われているかを過剰に気にしてしまうんです
電車なんか最悪です
同じ電車の高校生などが笑っていると自分のことを笑っているではないかと考えて挙動がおかしくなります
少し前までは友人と一緒なら外出もできたのですが今は友人と会う気にもなれません

とにかく変わりたいんです

長文失礼しました
投稿日:2015-11-11
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
変わりたい!
…そう思うことが大切です。

べるさんは今の自分から抜け出したい。
そう思っているのですよね。
でも、なかなか一歩が踏み出せない。

それは何から来ているのでしょう。

きっと「不安」な気持ちからだと思います。
その「不安」は過去のトラウマであったり、将来に対する得体の知れない何か…。
その「不安」の対処法を以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-11-12
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
「不安の対処法」

「 不安を取り除きたいのです」多くの人が持つ悩みです。
誰もが将来に対する不安を抱えて生きています。
不安のまったくないという人は少ないのではないでしょうか。

より上手に生きたいと思っている人ほど、上手くいかなかったらどうしようと不安が強くなります。

ギリシア神話にヘラクレスと言う半神半人の英雄がいました。
ある時に道にある小さな塊(かたまり)につまずいてしまいます。
いら立ったヘラクレスは、その塊を足でけりました。
すると、その塊はボン!と大きくなりました。
不安になったヘラクレスは、さらに足で蹴ります。

すると、さらにその塊は大きくなってしまいました。
不安になった英雄ヘラクレスは、剣を抜いて、その塊に斬りつけました。
ところが、斬りつければ、斬りつけるほど、その塊は大きくなっていきます。
やがて、ヘラクレスが手におえないほどに成長していったのです。

それを、見ていた女神アテーナーが、ヘラクレスに言いました。
「あなたが攻撃すればするほど、その塊は大きくなっているのではないですか?その塊は何も動いていません。あなたは剣を戻して、無視をしたらいかがですか」と、そこで「そうだなぁ」と納得して、無視をして歩き始めたら、その塊は小さく小さくなって消えてしまいました。

不安もそれと同じようなもの、意識すればするほど、心がその不安に支配されてしまいます。

考えても仕方のない不安は、今から拡大鏡で拡大しないで、今、目の前のやるべきことにエネルギーを向けることです。
階段の先の扉を目指して最初の階段のステップにつまずく人がいます。
人生もそれと同じ、一歩、一歩を生きるしかないのです。

相手の陣地を奪うことのみを考え過ぎて、自分の陣地が奪われるチェスや将棋の素人ように。

ほら、笑顔あふれる未来の幸せを願いながら、今日の笑顔を忘れていませんか?

今日の行動が、未来を写しだす、あなたの鏡なのだから。
投稿日:2015-11-12
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
どうでしたか。

べるさんは「必ず変われる!」

そう信じ切ってまずは出来ることから実践してみましょう。
投稿日:2015-11-12
返信 7
べるさん
ありがとうございます削除
そうですね、今考えても仕方のないことはなるべく考えないようにします
投稿日:2015-11-12
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
そうです。
「過去に捉われず、未来に怯えず、今この瞬間だけを!」

でも、そうは言っても…って時もあります。
そんなときはここを思い出して!

べるさんはひとりではありません。
我々は味方です。
全力で応援していますから。
投稿日:2015-11-13
返信 9
べるさん
あろがとうございます削除
今の自分ができることといえば、夜早く寝て、朝早く起きて、三食きちんと食べ、家の中で出来る運動、勉強をするくらいなのですがそれでも変わることはできますか?
それらをやっても結局何一つ変われないような気がしてならないんです・・・
投稿日:2015-11-13
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
「変わることはできます!」

本当に心から「変わりたい」と思う人は必ず変われます。
我々はそんな人をたくさん見てきました。
環境が人を変えるのではなく、人を変えるのはその人の「心」です。

「過去と他人は変えられない、
 変えられるのは未来と自分」

心理学ではそう言います。

事実はひとつ!
しかし、受け止め方は2つです。
それは「プラスの受け止め方」と「マイナスの受け止め方」

以下に受け止め方の変え方に関してまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-11-14
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
「ABC理論」

自分を変えていくには、まず自分の受けとめ方を変えていくことが必要です。
そのヒントとして、アメリカの臨床心理学者、アルバート・エリスが提唱した論文の「ABC理論」という考え方を紹介します。

「A・B・C」は以下の通り。
A:Activating event(出来事)  
B:Belief(受け止め方、信念、固定観念)  
C:Consequence(結果)

出来事(A)があって、結果(C)があるのではなく、間に受け止め方(B)による解釈があるという考え方です。
この受け止め方(B)が「肯定的(ポジティブ)」な受け止め方であればプラスの感情になり、「否定的(ネガティブ)」な受け止め方であればマイナスの感情となります。

例えば、以下の通りです。
【否定的(ネガティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)せっかくの旅行が台無し   → (C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だな
【肯定的(ポジティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)観光客が少ないかもしれない → (C)静かに景色を楽しめるな

同じ出来事でも受けとめ方を変えると結果が変わってきますよね。

このように受け止め方を変えること(=ビリーフ修正)が、「自分を変える」→「自分を好きになる」→「他者も肯定できる」→「他者から好きになってもらえる」→「そんな自分を更に好きになる」という好循環につながり、「自己成長」にもつながっていくことにもなります。
投稿日:2015-11-14
返信 12
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
「今の自分ができることといえば、夜早く寝て、朝早く起きて、三食きちんと食べ、家の中で出来る運動、勉強をするくらいなのですがそれでも変わることはできますか?」

これだけできていれば十分!
出来ないことに焦点を当てるのではなく、出来ていることに焦点を当てて、そして、自分を称賛してあげましょう。

ちなみに以前カウンセリングをしたクライアントも引きこもり状態でした。
まず最初にアドバイスしたことは「トイレのスリッパをそろえる」ということ。

まったく何も出来ていない方でしたので。
それが、数か月後には外に出て学校にも通るようになりました。

出来ることを生活の一部に取り入れ、リズムをつけることで、出来ることが2つ、3つと増えていき回復したのです。
投稿日:2015-11-14
返信 13
べるさん
お久しぶりです削除
近況報告をしたいと思います
明日精神科に行くことになりました。
実に3か月ぶりの外出です笑
それと、大学受験に挑戦しようと思います
高校受験に失敗したのですが、それが自分の中でコンプレックスになっていたことに最近気が付きました。
両親が金銭面で協力してくれるようなので今必死に勉強しています。
一度失敗した受験に勝つことで自信に繋がるんじゃないかなと思っています。


以上近況報告でした
投稿日:2015-12-16
返信 14
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
近況報告ありがとうございます。
最近どうされているかな・・・と思っていたので嬉しいです。

明日、精神科に行くのですね。
外出は3か月ぶりとのこと。
いいじゃないですか。
外の空気に触れ、日光を浴びることはとてもいいことです。

満喫してください。
投稿日:2015-12-16
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
ベルさんへ削除
そして、そして!!

大学受験!
挑戦するという気持ちが大事です。

以前の高校受験の失敗がコンプレックスになっているために、そのコンプレックス解消するための挑戦なのですね。

頑張ってください。
応援しています。

人生に「失敗」はありません。
すべての事象は「成功へのプロセス」です。
唯一「失敗」に近い言葉があるとするならば、それは「諦め」です。

「絶対に合格するぞ!」という強い想いで、且つワクワク気分で取り組んでみてくださいね。
投稿日:2015-12-16
返信 16
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
これから大学受験に挑戦するべるさんへ!

「自分に自信を持つ」ことについて以下にまとめました。
参考にしてもらえると嬉しいです。
投稿日:2015-12-16
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
べるさんへ削除
「自分に自信を持つ」

―― どうしても自信が持てない…
―― 日常生活を送る中で、自分に対してOKが出せない…
―― 堂々と人と接することができない…

こうした悩みを持つ方はとても多くいらっしゃいます。

かといって、そんな時に自信を持とうと頑張って努力しても、どうしても自信を持てないことも多いもの。それには、自信を持てない隠された理由があるからなんですね。
それでは、いったいどうしたら自信を持てるようになるのでしょうか?

まずは、「自信を持てない」という状態について見直してみましょう。「自信がない」という状態には、いくつかの具体的な“症状”があります。

◆何をしても不安で、他人からの意見に怯えてしまう
◆始める前からダメだと思って、やらずに終わってしまう
◆やってみようと思った途端、不安があふれだしてストレスフルな状態になる
◆自分よりも他者のほうが優れているように見えて、比較して落ち込んでしまう
◆自分の良いところが認められず、どんなに頑張っても劣等感がぬぐえない
◆評価してもらっても、自分で自分のことが認められないため、他者からの評価を受け入れられない
◆自分を認めることができないため、行動が起こせない

あてはまるものはありませんか?

「自信がない」というと漠然とした感情のようですが、こうして分析してみると、心の状態と行動(現象)が連動していることがほとんどなんですね。

逆に、「本人が努力してきた過去がある、才能がある、周囲から認められている、客観的に見てできている」という実態に関わらず、本人が「“自信を持てない”と思っている」ことです。

実際に、「周囲から見ればできているのに、あの人は自信がない」とか、「どうしてそんなに自分を否定してしまうの?」と感じることも少なくありません。けれども、本人にしてみれば、「強烈な自己否定感」と、「それゆえに思ったとおりに行動に移せない」という二つの事柄と戦っている状態なのです。

なぜこうした自己否定感や行動できないという状態が生じてしまうかというと、それは、「もともと本人に対して否定的な意見を植え付けた人間がいる」ということが原因です。

人は子供時代、肯定的な意見を聞かせられて育ったり、あるいは、失敗したときに優しく受け容れてもらったりしていると、その状態を記憶し、自分でも他者からしてもらった肯定的な態度を繰り返すようになります。
けれども、子供時代にそれがなく、親や先生、周囲の人間から否定的な意見しかもらえなかった人は、大人になってからもそのときの態度を無意識に真似してしまい、自分に対して自罰を繰り返すようになるんですね。
そして、否定された経験を軸にして、自分のことを自分でマイナス査定し、推し量ってしまうのです。
誰しも、誰からも教えられたことがないことは、実行することができません。それは、「自信を持つ」という心の状態であったとしても、同じことです。自信というのは、「能力や良いところを認め、育てるという経験」がなければ、できないものなのです。

つまり、「認められ、褒められた経験がない」ために、その方法を理解できず、与えられた否定しかできない、ということが「自信がない」という状態です。

こうした状態のときは、過去に親や周囲の人間が自分を否定してきたように、自分の否定的なところにばかり焦点が当たっています。
人は良いところも悪いところもあって、それが普通なのですが、あまりにも否定されて育ったために、自分の肯定的な要素を認められないということを繰り返しているんですね。

だからこそ、こうした不安定で苦しい内的な状態を変えるためには、自分で自分を見る視点を変え、育て直すことが必要になってきます。
視点を変え、自分を育て直す方法としては、次のように少しずつ考え方を変えていくことです。

◆ありのままの自分を認め、子供の頃に言ってもらえなかったプラスの言葉がけを自分に対してしてあげること
◆他者の価値観で判断するのではなく、自分の判断で自分の成し遂げたことを認めること
◆過去にしてきたことで、他人からは認めてもらえなかったことを、自分自身で認め直すこと
◆社会的な達成ではなく、細かなことであっても、できたことを一つひとつ褒めること
◆他者に依存して自分の価値を決めるのではなく、自分がどうしたいのか意志を持って行動すること
◆失敗など、実際に成果が伴わない場合も、努力した自分を認めること

「他者の目」や「結果」を基準にするのではなく、自分で自分を認めるということが役に立つでしょう。
このとき、親が子供を見守ってあげるように、「自分で自分の親代わりをし、愛情深く、優しく認めてあげること」がポイントです。

不適切に否定的なことを投げかけられていたとしても、あなたがあなた自身を肯定的に捉えてあげることで、やがて自然に自分に対して「私は大丈夫」という肯定感へと変わっていきます。お友だちを励ますように、優しく自分に接してあげることも効果があります。

「自信のなさ=自己否定」は、今まで無意識に繰り返されてきたために癖になっていますから、はじめは意識して変えてあげることが必要です。しかし、自己否定も単なる「癖」に過ぎませんので、意識して繰り返すようになれば、1週間もすれば、だんだんと自分に対する肯定的な捉え方ができるようになってきます。
このように、「自信を持つ」とは、決して外側に認められることではなく、自分で自分を認め、肯定する気持ちを持つことで得られるものなのです。

他者の評価を追い続けている限りは、いつまでもその基準で生きてしまい、自分を肯定し、安心するという状態に到達することはできません。
心の中や自分の見方を変えてあげるだけで、やがては大きな「自分を信じる肯定感」に結びついていきます。小さな習慣も、意識して続けることで、考え方の根底を変えることにつながります。自分自身を大切に育て直す気持ちで接することから始めてみましょう。
投稿日:2015-12-16
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