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お悩みNO.176
モカさん
学校の休み癖が治りません・・・削除
中2女子です。
似た質問を色々なサイトでさせていただいてきました。それでもやっぱり解決できませんでした。

休み癖が付いたのは小5の時です。
クラスの女子3人からいじめに合いました。それから学校に行きたくなくなり親に相談して1週間休みました。
でも、このままではいけない!と思っていじめも無くなった頃登校を再開しました。それでもしばらくすると学校を休みがちに。理由は「いじめはなくなってもクラスの人からの陰口」がいやだったんだと思います。
親は休む理由を話さずただズル休みする私の事を「怠け癖ついてどうするの!」と朝から怒鳴りつけられてました。それは今でも変わりません。
でも結局小6になっても休み癖は治らず、むしろどんどん増えていく一方でした。

そして今現在。小学校に比べて中学は楽しいです。新しい友達も出来てみんな優しいです。それでもやっぱり休んでしまいます。週1?2くらいのペースで休んでしまいます。酷いときは1週間行けず、みんなに心配をかけて親には怒鳴られ、どうして直せないんだろうと・・・
勉強は下から数えた方が早く
全く出来ません。一応家では勉強はしています。1?2時間程ですが。
母からは「そんなに怠けて休んでばっかり、高校いけないよ!!」と毎日言われます。私は高校に行けるのでしょうか・・・学校に行かなきゃいけないのも分ってます。怠けているのも分ってるのに直せません。。。どうしたらいいんでしょうか?
投稿日:2015-01-15
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
モカさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

現在中2で、学校の休み癖が治らなくて困っているんだね。

他のサイトにも相談をしたとのこと。
そこでは解決できなかったんだね。
我々のアドバイスがモカさんの悩みの解決になるかどうか定かではないけど、我々なりの経験からお話をしますね。

もともとは小学生のときのいじめが原因だったとのこと。
いじめ自体はなくなったけど、周囲の目や陰口を言われて、学校に行きにくくなってしまったんだよね。

今はその頃と比べて楽しいけどやっぱり休んでしまうんだ。

君の親は「怠けて」と言われてしまって辛いだろうね。
不登校は「怠け」が原因ではないことを親には理解して欲しいよね。

まずは身近な存在である親に理解をしてもらうために以下の文章を親に見せてみたらどうかな?

投稿日:2015-01-15
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
モカさんへ削除
不登校は甘えではありません。
いじめ、先生や友人との相性、家庭環境等で心が折れている状態です。
しかし、いまだに不登校に関する理解不足から「甘えている」「根性が足りない」「逃げているだけ」と言う方もいます。
不登校の子どもたちには、部屋から出られない人もいます。
それは、部屋から出ようとしていないのではなく、部屋から出ることができないのです。
怪我で両足を骨折している人に「マラソンを走れ」とは言いません。
走らない人に「甘えている」とも言いません。
どうか「不登校」に関する正しい知識、また不登校の子どもたちに対する「受容と共感」の姿勢で接してください。
そして何よりも優しく接してあげてください。
投稿日:2015-01-15
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
モカさんへ削除
さて、いまのモカさんの心配事は「高校に行けるか」ということと「怠けているのを直せるか」ということだよね。

まず高校に関しては「行けます」とも「行けません」とも言えないな。
中途半端でごめんね。
でも、確実に言えるのは「これからの頑張り次第で行ける可能性は大いにある」ということです。

中学から高校というのは多くの子どもが「受験」という大きな経験を初めてするんだよね。
だから不安になる。
でもその不安を払しょくしたときに君自身の成長につながるんだ。

勉強は「嫌だな」と思えばそれは苦痛のなにものでもない。
でも、勉強って楽しいよ。
だって、いままで知らなかったことを知ることができるんだから。
それは君自身の視野が広がるってこと。

勉強は君の可能性を大きく広げる手段なんだよね。
そう考えながら取り組んでみたらどうだろう。
今まで1?2時間できているのだから次はプラス10分、あるいはあと1問・・・頑張ってみよう。

投稿日:2015-01-15
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
モカさんへ削除
長くなってごめんね。
今回はこれでラスト。

さて、「怠け」の件。
君は「怠けている自分を好きかい?」
きっと「好きじゃない」って言うだろう。

好きじゃない自分を変えたいと思っているんだろうね。

では、自分を変えるためにはどうすればいいと思う?

まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでる君に対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。

投稿日:2015-01-15
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